公立高受験・数学の問題
私もやってみました。当塾の生徒は
裁量問題選択校の方が多いので、
渋々裁量問題を実施してます。
大問1~4までやりましたが、
何とも手応えの無い問題です。
大問1の作図はできたかな?
最短距離とか言われると途端に
手が止まってしまう生徒もいますが
最短距離って言われたら、「垂直な線」ね。
大問2は私の予想通り資料の整理の
問題ですね。問2の代表値絡みの
問題は少し難しかったかな。
まぁ、そのままって言えば、そのままですけど。
大問3は関数です。
問2はそのまま代入して考えればできます。
傾きが1なんだから、Xが6増えれば、Yも6増えるんです。
それがわかっていればできますね。
問3は点Pの座標を(t,tの2乗)と置けばあとは
BCを底辺とし、高さをBorCのY座標からtの2乗を
引いたもので考えて出せるでしょう?
2次方程式を解いて、条件に合わせれば良いだけです。
大問4の問2は円周角の定理に気付けば
できますが、気付いたかな?
大問5の裁量問題ですが
私的には問1の規則性の方が問2よりも
難しかった気がします。これでペースを
崩されてボロボロになるか、問1を諦めて
問2から真面目に解くかで点数が5~7点くらい
変わってきちゃうかもしれません。
問1ですけど、自分で1階~4階までの
エレベーターを書いてみて、念のために
1階から5階までのエレベーターも書いてみると
いいでしょう。この時、上りと下りでバラバラに
時間を書き込むと気づけるはずです。
「階と階に掛かる時間」は上り下りともに
「n-1」回ずつなので8秒×(n-1)×2で
上り下りに掛かる時間を出せます。
問題は各階での停止回数ですが
4階建てのビルならば、上りだと2,3,4階で停止
下りだと3,2階でしか停止しません。
5階建てのビルならば、上りだと2,3,4,5階で停止
下りだと4,3,2階でしか停止しません。
よって、停止する回数は、上りが「n-1」
下りが「n-2」なんですね。
この「下りで停止する回数をもnを使って表す」
ってのがこの問題のミソです。
よって式は8(n-1)×2+7{(n-1)+(n-2)}
となり、これを簡単にすると30n-37となります。
(2)は普通の連立方程式ですよ。
問2も(1)は問題を見ていればできます。
(2)からが難しいかな。問題の意味をしっかり
把握出来れば大丈夫。
問3は(1)はただの三平方で
(2)は難しいです(笑)
だから、今年の裁量問題は
問1は(2)問2,3は(1)だけは普通に取れる
問題でした。よって、私の予想する
数学裁量問題の平均点は
上位校で46点、上位中堅校で41点くらいかな。
ちょいと、易化した気がします。