こんなに嬉しい事が…

本日、卒業生が重大な報告があると

教室に来てくれました。

「結婚か？」と聞いたら違うとの事(笑)

ここで一度、「彼」が入会した時の

話をしておきましょう。

塾を立ち上げて１年目の

夏に入会してくれたこの生徒は

当時中２「一次関数とかワケわからん」

とうちの生徒の紹介で塾に来てくれました。

入会時の面談で

「将来は何になりたいの？」

の質問に即答で「消防士」と

答えてくれた彼は、

本日、消防士の試験に合格した事を

報告しに来てくれたのです。

こんなに嬉しいことがありますか？

子供のころからの夢を実現する人

って世の中に何人いるんでしょうね？

間違いなく、その一人を私は

社会に送り出したという事です。

「それを先生に報告したかった」

この言葉、泣けるでしょ？

独立して塾をたちあげ、

あと１週間位で５年になりますが、

５周年記念の最高のプレゼントを

頂きました！

彼はうちの塾に入ってからの

転機は「合同の証明」だったと

言います。証明ができる事が

楽しくて、結果的に数学だけじゃなく

勉強自体が楽しくなったと。

ここで勉強が楽しくなって

なかったら公務員試験の勉強なんて

できなかったと…

それと、こうも言ってました。

周りの人が本当に応援してくれたと。

バイトも半年間も休ませてくれたし

友人たちも、片隅で勉強している自分に

「付き合い悪い」とか言う事もなく

ずっと仲良くしてくれた。

私はそれを聞いて思いました。

みんなが応援してくれたのは

彼の人柄だと思うんです。

目標に向けて、具体的に

一生懸命やってる姿を見て、

それを応援しない人が

いるんでしょうか？

周りの人間をも巻き込むほどの

夢に向かう姿勢を貫いたからこそ、

みんなが応援して

くれたんじゃないかと思うんです。

実は彼は公立校の第一志望校に

合格しなかった生徒だったんです。

私立に行きましたけど、たまに

教室に顔を出してくれて…

修学旅行のお土産だとか、

持ってきてくれるような

生徒の一人でした。

その都度、公立の不合格は

本当に悔しかったと…こぼしつつ

自分の夢に向かって頑張っている

という話は聞いていたんです。

私もこの生徒の不合格時に

彼の家まで行って頭を下げて、

それでもお母様は私に感謝してくれて

そんな優しさに涙を流した記憶が辛くて…

その次の年から２年連続で

全員合格をさせていますけど、

私の記憶の中でも悲しかった

思い出であった彼が

自分の夢を誰よりも早く手にした事が

嬉しくて、嬉しくて…。

本当におめでとう！

君の辛かった事、頑張った事は

全て君の夢を叶える為の試練

だったのでしょうね。

これから大変な思いをする事も

あるでしょうが、きっとそれも

乗り越えて、いつかまた

遊びに来てくれた時に私に

報告してくれるんでしょう…

君は私の誇りです！

怪我にだけは気をつけて

しっかりと任務を全うしてください！