マンガについて
いやぁ、いよいよワケのわからない
気候になってまいりました。
昨日の帰り際なんて、
横殴りの強い風と共に
ボタンみたいな大きな雪
が降っていたのにも関わらず
気温はプラスでしたからね。
さて、今日はマンガについてです。
塾の先生がマンガについて語るってのは
「教育上よろしくない!」と思っている
お母様方にこそ聞いていただきたい内容です。
マンガの長所ってなんでしょうか。
それは画になっている事で
イメージがつきやすく、当たり前ですが
登場人物も全員別の顔をしているので
判別がしやすい上に、
一人一人の表情も見えるので
何を考えているのかもわかりやすいんです。
読んでいる側も感情移入しやすい。
もちろん短所だってありますよ。
以前のブログにも書きましたが
可視化されているマンガしか読まないと
自分の頭の中に「画」を作り出すことが
苦手になるという事です。
あとダラダラ長い作品を読むと
単行本を置く場所に困る上、
一度全部読み切ると
もう読まなくなる人も多いという…
でもそんな短所を差し引いても
プラスになるようなマンガの利用法があります。
子供がマンガに夢中なら、
今度、どんな話なの?って聞いてみて下さい。
粗筋を説明するって、結構難しいんですよ。
いつ、どこで、誰が、何をする話
これが一般的な粗筋の説明の仕方ですが
「誰が」が多いんですよね、マンガは(笑)
活字の文章の粗筋の方が説明しやすいです。
なぜ粗筋を聞くのかと言いますと
私がマンガの短所であると言った
「頭の中に画を作り出すことができない」
の逆をやる事になるからです。
目の前の画を言葉に置き換えるという…
これさえできれば、
言葉を画に置き換える事も
苦手ではなくなるんですよね。
最初は説明が下手くそで何を言っているか
わからないでしょうけど、保護者としては
そこでめげずに「〇〇って誰?」とか
「で、〇〇はどこへ行ったの?」とか
食い下がって聞きましょう。
子供は面倒くさがると思いますが
マンガを読んでも怒らないので、
読んだ内容を教えろと取引しましょう。
そうすると子供のマンガの読み方
が変わってきます。内容を説明するために
無意識だろうが頭で整理しながら
読むようになります。
粗筋の説明が上手になってきたら
次の段階は「次の巻ではどうなると思う?」と
質問してみて下さい。
「どうなって欲しい?」でも良いと思います。
想像力ですね。
内容を整理して読めるようになったら
今度は想像力をつける練習です。
いざ、次の巻が出た時に、その通りになれば
「思った通りだったね」と一言添えると
子供も嬉しいと思います。
その通りにならなければならないで、
そういう話の進め方もアリなのか…と
ストーリー構成の勉強にもなるんです。
勉強もしないで、マンガばかり見て…
と思わずに、そのマンガすら
「勉強」にしてしまいましょう。
あ、でも気を付けて欲しいのは
マンガには名作がたくさんありますので
保護者側の方がハマってしまって
次の巻が出た瞬間に
子供よりも先に読んでしまわない事です(笑)
子供が読んだ後に粗筋の
答え合わせをするように読んでくださいね。