受験まで一週間
開成中受験の一次審査まで一週間となりました。
ここを目指している生徒の皆さんは
今、何の勉強をしているのでしょうか?
一次審査は落ち着いてゆっくり考えれば
できるはずです。
難しい漢字が出てくるわけでもありませんし
特別に難解な計算をさせるわけでもありません。
いわゆる首都圏における超有名私立中学受験とは
全く違う事をもう一度認識すべきです。
でも、開成中の問題は公式やらテクニックやらに
当てはめようとして考えると意外と難しいんですよ。
その問題が示すとおりに手を動かして
考える事が重要です。
私も過去2回の問題を解いてみましたが
それほど難しい問題ではありません。
フィボナッチ数列についてなんか
知らなくてもできますから(笑)
ただ、多少ではありますが平面・立体図形の感覚は
必要になるでしょう。例えばサイコロ。
サイコロを1が上にある状態で、
上に3回、左に1回、下に3回、右に2回転がしたら
何の目が出てきますか?みたいな問題です。
必要な知識は「1」の裏は何でしたか?
じゃあ「2」の裏は?くらいのものでしょう。
これ、転がしてみたらすぐにわかりますよ。
とにかく、開成は小学校の教科書レベル以上の問題は
出さないと明言していますからね。
「焦ったら負け」的な問題です。
よく開成中の模試を受けている生徒の中にも
緊張してトイレに立てこもる生徒とか普通にいました。
そういう生徒は残念ながらダメで
焦ってる生徒、手を動かさない生徒も多分ダメ
ダメであろう生徒を排除していけば
平常心で実直に手を動かして考えている生徒は
一次は通るんじゃないかしら?
そういう意味では開成中合格を「煽った」塾側にも
責任はあるのかもしれませんね。
あれだけ煽れば誰でも緊張しますって(笑)
今、何を勉強しなければいけないか?
それは文章を読む事でしょうね。
文章を読解する能力がなければ
どうやって手を動かすかもわからないでしょう?
中高一貫校の適性試験対策問題集を
解きまくるよりも読みまくる。
どうやって考えるかのみを
口に出すなり、手を動かすなりしてみる。
気になる問題は解いても構わないけど
全部やる必要はありません。
だって、問題を作るほうだって
バカじゃありませんからね。
問題集と同じ問題を出すわけが無いんですよ。
ただ気をつけるべきは「図形」の問題でしょう。
図形の感覚は訓練すれば身につきます。
保護者の方は必要以上に煽らないことと
お子さんの健康にだけは気を付けてあげてください。
人が多いところに行くと「もらって」来てしまうので
極力、それは避けたほうが良いと思います。
それではあと一週間。
受験を控えたおのおの方!ぬかりなく!