スクール☆ルールス~第2回【マドンナとの出会い】~
今日はスクール☆ルールスの続編を
頑張って書いてみます(笑)
クラスのマドンナと私の出会いは
私が転校でこの中学校にきた
2日目くらいの話です。
右も左もわからずに、オロオロ
している私に、クラスの男子連中が
話しかけてきてくれました。
「大井君、どう?この中学校に
カワイイ子はいると思う?」
右も左もわからない私に
なんていうベタな質問をするのか?
と思いつつも、ここは適当でも
返事をしておく方が友達も
できやすいのではないかと思い
その時、初めてキョロキョロと
周りの女子生徒たちを見たんです。
最初は少しでも美形なら「あの子」
って言おうと思ったのですが、
そういうのは失礼にあたる…
とか偽善ぶった事を考えながら
早く、この男子連中に返事を
してあげなきゃと、さらに
キョロキョロしていたその時です。
あれ?廊下の向こうにキラキラ光る
何かがあるぞ…と思ったら、
そのマドンナが歩いていました。
菩薩ですね、菩薩(笑)
「あ、あそこを歩いている人!」
男子連中は私の指した指の向こうを
見ると「おー!」とか「さすがだわ」
とか、それぞれが盛り上がってます。
どうやら、この女子生徒は、
クラスのみならず、学年のマドンナ
でもあったようです。
ただ、一つ確信したのは
私の答えは「正解」だったという事。
マドンナの名前だったり、
何部に所属しているのかだったりと
私が尋ねてもいないのに、ペラペラと
男子連中は私に教えてくれました。
そのお陰で私は彼らと、
すぐに溶け込む事ができたのです。
しかし、その噂は瞬く間に
学年中を駆け巡ります。
それもそのはず、そもそも
「好きになった人」なんていうのは、
こんなに堂々と宣言するモノでは
ないのでしょう。
今度は女子生徒たちに私が囲まれます。
「大井君が、あの子を好きなんだったら、
私が言ってきてあげようか?」とか
「大井君の事を教えてよ!
あの子に教えておいてあげるから」とか
【マドンナと繋ぎをつけてくれる人争い】
が起きる始末で…当の私自身は
「なんなんだ?この学校は?」
と、益々よくわからなくなりました。
そして、そんな噂も消えかかっていた
冬のある日「大井君!大変だ!」
と他のクラスも含めた男子連中が
私の教室にやってきて、何を言うかと
思ったら、そのマドンナに告白をした
男子がいて、どうやら上手く行きそうだ
っていう話だったんです。
「…ふ~ん。そうなんだ。」
っていう私の普通の反応と
それが、とても面白くない男子連中…
どうやらマドンナを賭けて
私とその彼が決闘をするという噂
まで立っていたそうで(笑)
その作戦会議をしようと彼らは
集まってきていたらしく…
「いや、そんな事しないよ!」
「やめてよ、そもそも僕は
あの女の子と話をした事もないぞ」
と必死で止めて、解散させるのも
一苦労でした(笑)
そんな事件の4か月後に
私は中学2年生になります。
なんの因果かマドンナと
同じクラスになった僕は、
すでに彼氏持ちの彼女に
近づこうと画策するんです。
それが、前回のブログに
繋がるんですねぇ。
さて、次はいよいよ
「第一回生活常任委員会」です。
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