偉大な喜劇役者
タイトルにある偉大な人は
「チャールズ・チャップリン」です。
先日、志村けんさんが亡くなった話は
このブログでも取り上げましたが、
今日、昼頃に家で呑気にテレビをみていたら
チャップリンの「街の灯」が放映されており
何気なく見てみたのですが、本当に面白い。
人は動きだけで、こんなに面白いんだ…
っていうのを体感しました。
もちろん、重要な所にはセリフ(文字) が出てくるのですが、
笑えるのはあくまでも「動き」です。
笑える動きは2回は必ずやるんです(笑)
最初、見逃していても、2回目で気付きますし
見逃していなくても「あーまた…」
とか言いながら声を出して笑ってしまいました。
見ているうちに志村けんさんが影響を
受けていたとわかる動きもあり、
笑いながら涙が出てきたり…
話の作りも、本当に作りこまれているんです。
色々調べてみると、これは社会を
風刺している映画だったんですね。
浮浪者と目の見えない花売りの娘の恋の話
ですが、その当時は世界恐慌があり、
浮浪者がウジャウジャと出たくらいです。
映画の中に「金持ちの男」が出てきますが、
この男も事業に失敗したのか、世界恐慌の
煽りを受けたのか自殺をしようとしています。
それを浮浪者のチャップリンが助けて仲良く
なるのですが、この金持ちの男は酔った時しか
チャップリンの事を思い出せないんです。
こういう作りが、金持ちと浮浪者の「壁」って
いうんですかね?同じ人間なのにシラフでは
仲良くできない…みたいな風刺があるんです。
笑いあり、涙あり、社会風刺あり…
やっぱりチャップリン凄いわ…
志村けんさんもアジアの人たちにまで
笑いを届けていたと言いますが、
チャップリンは問答無用で世界的に
笑いを届けてくれた喜劇役者です。
どうせコロナウイルスのせいで、
家にいる機会が多いんでしょうから、
この機会に見てみると良いかもしれません。
私個人的には何でも「欧米を見習え」的な
スタンスはあまり好きではないのですが、
チャップリンは別格ですよ。是非っ!