経済活動
今回のウイルスに関して、様々な事が起こっていますが、
この騒動における経済的な損失はかなり大きいそうです。
私も大学で経済を学んでいたので、なんとなく理由は
わかるんですけど、経済っていうのは本当に小さな事で
動くんですよ。人体でいう所の「神経」みたいなものです。
「小さなこと」ってどんなことだと思いますか?
例えば、地下鉄で隣のオジサンがクシャミをしたとします。
それだけで、経済ってのは動くんですよ。
具体的には…オジサンがティッシュで鼻をかみます。
ティッシュが一枚消費されました…って具合に(笑)
でも、これは目に見える方のヤツです。
本当の経済への影響力は、そんなもんじゃないんです。
周囲の人間の精神的な影響が経済を動かします。
クシャミをしたオジサンの横のお姉さんが次の日に
ちょっと頭が痛くなったとします。
普段ならあまり気に留める事もなく、
普通に生活するはずなのに、このお姉さんは
「昨日のオジサンのせいだ…」と思い込み、
薬を飲みます。もしかしたら病院にいくかもしれない…
そうするとお姉さんは仕事を遅刻する、もしくは休む事になる。
病院へ行かなかったにしろ、お姉さんは「食らってしまった…」
とネガティブに考えているので仕事の効率は落ちる…
同じような状況に、もう一人、あと三人陥っていたとしたら…
経済的な損失はかなり大きいですよね。
クシャミ一発でこれですよ。
全くその正体が掴めておらず、医療が発達しているはずの
この時代に効果的な薬すら浮かび上がってきていない
ウイルスが、アジア全体…いや世界全体に蔓延しているんです。
今回、企業が自主的に休みになったり、在宅ワークに
切り替えたりしたことで、精神的な影響から
目に見える方の影響に変化しています。
目に見える方の影響は、それを意識した人
それぞれの精神に影響しますので
損失がどんどん大きくなります。
「負のスパイラル」って奴ですね。
経済的な損失は落ちる所まで落ちるんです…
でも経済っていうのは不思議なもので、
そういう大きな落ち込みがあると、
後々、上方に転ずるキッカケが必ず訪れます。
前述したクシャミのオジサンの話で例えるならば、
風邪が治った後に
「念のためティッシュを余分に買っておこう」などの
再発防止に関する消耗品の購買意欲や
「休んだ分、取り戻さなければ」といった
精神的な意欲の向上による仕事効率の上昇
こういった要因が重なって、
必ずプラスに転ずるものなんですよね。
塾業界だってそうです。
今は小学校・中学校が休みになってますから、この3学期の
学習部分の補填として、塾を必要とする生徒さんが
必ず現れるでしょう。そんな時に
「あの塾、学校が休みだったのに営業して…
子供の健康を何だと思っているのかしら!プンスカ!」
と親御さんたちにソッポを向かれないように
今は、流れに従っておくべきなのかもしれません。
今回のウイルス騒動による経済的損失は
震災の時以上になるかもしれないという
新聞記事を見て、ふと頭に浮かんだ話でした。
早く、この騒動が収まりますように…