学テAまであと一週間
もう、こんな時期ですか…早いものです。 北海道の中学生は9月から受験が始まっています。
9月のA・10月のB・11月のC
この学力テスト3つの点数で志望校を確定させて 受験生は3月の本番に向けて必死で勉強をする
事になるわけです。
内申点・当日点以前に、これら学力テストの結果
が悪いと、担任の先生に快く送り出してももらえないという…
っていうのは言い過ぎですね。
一昔前ならば、担任の一声は非常に重たいものでしたが、
現在は保護者・生徒本人の希望を重視して
学力テストの結果は二の次的な感じもありますので、
そこまで確実に取らなければいけないわけではなさそうです。
それは、私立高校に行くことは
生徒の今後の人生を悪くするものではないという
考えに基づくものであって、担任の心の中には
「あちゃぁ~、この子も公立は厳しいな…」という
考えがあるという事も無きにしも非ずなのですが。
でも、巷に流れる間違った事実を訂正させてください。
学力テストの結果は志望校に流れるわけではありません。
それが悪くても当日点が良ければ確実に合格できます。
受験の半年も前の学力を合否に使われるワケがないんです。
たまに脅しの意味も含めて、そういう方便にもならない
ウソをつく担任の先生がいるようですけど、
仮に学力テストで低い点数だったにしても、
そこからどう勉強の方針を修正していくかが
重要ですので諦めてはいけないのです。
私の本音としては、学力テストも良い点数を取り
担任の先生も、塾の私も「大船に乗ったつもりで行ってこい」
と気持ちよく送り出したい所なんです。
でも、ダメなら仕方ありません。担任の警告は全部無視して
私の言うとおりに勉強をしていただければ合格させるだけの
自信も気合もあるんですけど…
ハッキリ言うと、100人いたら90人の生徒は
担任の警告を無視することはできません(笑)
そこから苦労して勉強するのを嫌がって
私立の単願受験に流れる生徒が20%
志望校を下げる生徒が80%くらいですね。
志望校を下げた結果合格する生徒が
そのうちの60%くらいです。
「え?」と思いませんか?
志望校を下げたのに不合格になる生徒がそんなにいるのかと…
そうです。志望校を下げるというのは、
同時に生徒のやる気も下げてしまうんです。
どうせ受かるだろうという油断が勉強の質を下げ
受験当日には、その生徒自身の学力も下げたはずの
志望校に合格するかしないかというレベルまで
下がっていることの方が多いんです。
私が言いたいのは、学力テストの結果で人生が
左右されることはないのですが、その結果が
良くても悪くても精神的な油断につながる事は
十分にあるという事なんです。そして
その油断こそが、人生を左右してしまうかもしれない。
問題自体もそうですが、そういう意味で
難しいテストになります。あと1週間で何を勉強すべきか
は生徒毎に違うので、特に言及はしませんが、
とりあえず、3つあるテストの1回目ですからね、
今、すべきことを自分なりに判断して、徹底的に
勉強して臨んでほしいです。
次の学力テストに向けては、その結果次第です。
中3生全員に言葉を贈りましょう。
「Do Your Best!」(あなたのベストを尽くしなさい)
それっきゃありません!