平成の名馬が逝く
暑いですね。ほんと、外に出た瞬間に
ドロドロと溶けだしそうな程、暑い。
今日は残念なニュースが流れました。
「ディープインパクト死す」
昭和を振り返った時、昭和の大横綱とか
昭和の歌姫とか言われることがありますけれども
ディープインパクトは平成の大競走馬でしょうね。
私がディープインパクトを知ったのは
たまたま見ていた競馬の実況番組でした。
この馬にとっては2戦目のレースです。
そんなに競馬には興味のない私でも
天才ジョッキー武豊くらいは知ってますので
必然的に武豊が乗る馬に注目してしまうのですが、
そんな天才が明らかにスタートでワタワタしていたんです。
あれ?天才ジョッキーも
こんな感じになることがあるのね…
と珍しく注目してレースの行方を見ていたんです。
最後方からのスタートとなったこの馬は
先頭の馬とは18馬身くらい差をつけられていましたが
最終コーナー付近でグングン差を縮めて
最後の直線でトンデモないスピードで他の馬を
ゴボウ抜きでした。圧勝。
後で知った話ではありますが、
この馬の伝説はここから始まったんだそうです。
世界で最高の馬が集まるフランスの凱旋門賞に
エントリーしたディープインパクト。
残念ながら3位という結果に終わります。
元々、気性が荒い馬ですので日本からの長旅
いつもと違う競馬場に興奮してしまった事も
敗因だったのかもしれませんが、
多くの日本人に「この馬ならば勝てるかも…」と
いう夢を持たせてくれました。
そして、その夢はディープインパクトの
子供たちに遺伝して形になろうとしているのです。
4歳という全盛期に引退したディープインパクトは
種牡馬としても抜群の成績を収めており、
その子供が日本ダービーも制覇しています。
これからまだまだ、そんな最強馬の系譜を
作り出し続けている最中の死去です。
本当に残念ですけど、彼の偉業は必ず
子供たち、その孫たちが受け継いでくれるでしょう。
ディープインパクト号、夢をありがとう。
本当にお疲れさまでした。