top of page

医者になれ

  • 塾長
  • 2019年4月23日
  • 読了時間: 4分

昨日は「学者になれ」という言葉の解釈を

してみましたが、本日は「医者になれ」という

言葉の解釈をしてみます。

医者は患者の状況を見るうえで、

問診に始まり、聴診器をあてたり、

喉や目の下を見る診察があり、

レントゲン写真を撮ったり、細胞を取って

それを調べたりすることで、病気を判定し

それに合った治療を開始しますよね。

塾に来る生徒も一緒なんです。

なぜ塾を必要としているのか?

っていうのは生徒それぞれ違います。

生徒自身は塾になんか行きたくないけど

親御さんがお子さんの将来の為には必要…

と思っている場合なんかもありますね。

勉強のやり方がわからなくて困っている。

数学が異常なほどわからない。

だんだん学校についていけなくなってきた…

この辺はいわゆる問診で聞きだす事ができます。

なぜ、そうなってしまったのか?っていうのも

塾の場合は普段の勉強の仕方を聞いたり

様々な質問をしながら判定していきます。

塾によっては「診断テスト」があったりしますね。

何ができて何ができていないかを、

実際に問題を解かせて判定するんです。

その判定結果を元に教材を選択して

授業をしていくだけです。

例えば「小学生からやり直したい」という

問い合わせがあり、保護者・生徒さんに

教室に来ていただいて、問診をします。

どこの単元からわからなくなったのか?

と直接聞いて答えが出れば良いのですが

「昔から…」とか答えるだけで判定できないんです。

そこで中1の教材の最初の方にある

「小学校の復習」という問題を使いながら

何ができて、何ができないのかを判断していきます。

その上で、治療法の選択となるのですが

最初の1ヶ月なり、講習会全てを使って

出来なかった部分から復習をして補完していきます。

治療というよりはリハビリに近いです。

リハビリに近いっていうのはどういう事かと言いますと、

例えば「分数の計算ができない」っていう事が

わかったとします。ここで気をつけるべきは、

分数の計算ができないからといって、

分数の計算をいきなり教えるのではなく、

「分数とは何か?」から教えなければいけません。

それを理解しなければ、難解な計算はもとより

文章題において「分数を使う」という思考が働きません。

でも、安心して欲しいのは、小学生の時よりも

中学生の方が、どんなに勉強が苦手な生徒でも

理解する力が高いので、一時間もあれば、

分数を理解できますし、分数の計算の仕方も

ホイホイとできるようになります。

でも大事なのはここからです。

今まで分数の問題を見るだけで、手も付けなかった

ような生徒が、たったの1時間である程度できるように

なった時にその心の中では何が起こるのか。

分数ができるようになった事に対する喜びなど

微々たるもので、大抵は心がついていけません。

むしろ生徒の中には「こんな事もわからなかったのか?」

と逆に自分の能力の低さに辟易して、

さらに閉じこもってしまうパターンも存在します。

「学力」っていうのは、能力よりも心の影響の方が

大きいというのが私の持論なのですが、

お勉強が苦手な生徒のほとんどが

「自信が持てない」か「間違えるのが怖い」と

思ってしまう生徒さんたちです。

問題を解かせ、正解するたびに正しく評価する。

これを繰り返しながら、少しずつ自信を持たせます。

ある時、学校の授業で分数が絡んだ問題が出てきて

恐る恐る解いてみたら、なんと正解していた。

そこで初めてこの生徒は塾での成果に気付き

自信を持てるようになる「キッカケ」を手にできるんです。

という具合に、この症状を治癒させるのは本当に大変なんです…

どうです?私が思う塾講師が「医者になる」というのは

こういう事なのではないかと思っております。

でも、ちょっと疑問なのが、

学校の先生に、これが当てはまるのだろうか?

って事ですね。個別指導の塾の先生ならば、

上記のような事を実行できますけど、

集団で授業をやっている塾や学校はここまで

はさすがにできないのではないかと…

最新記事
アーカイブ
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page