復習
さて、自主学習のやり方の続きです。
教科書を熟読しテキストのポイントを見て、
教科書内容を反芻したら、練習問題を
ノートに実施し解答を見て丸付けをして、
間違えた問題は解答の解説を読みながら
「なぜ間違えたのか?」をしっかり考える
それは「自分を客観的に捉える」という事です!
って所まで話をしました。その続きです。
ここまで、テキストには何も書き込んでいない
はずですが、丸付けの後、間違えた問題が
わかるように印をつけていきます。
ここから、科目別で復習の仕方は変わってきます。
数学や英語の場合は、間違えた問題を眺めながら
目でどうやって答えを導くのかをシミュレーション
します。1回目の復習は「目で追う」んです。
社会や理科ならば、すぐに印をつけた問題について
やり直す事をお勧めします。なぜならば、
理科・社会は語句の意味を知っているか
どうかが問われる事が多いため、時間を置かずに
語句を反復する事は「忘却」を防ぐ事につながるんです。
もちろん、次の日以降も2,3回は間違えた問題をやり直します。
3回目の復習で完全に解けていたなら、取りあえずはOK。
という事にしておきます。
数学・英語は「答えの導き方」を問われる事が多く、
数学・英語に関して、その場でやり直しをしても
その問題の「答えを覚えているだけ」に他なりません。
よって即実施した復習で正解したからといって、
「できるようになった」とは断言できないと思うんです。
数学・英語に関しては次の日以降で実施するのが
丁度良いのではないかと思います。
でも英単語や熟語は暗記する事が
ほとんどなので即復習でも効果はありそうですね。
間違えた問題の種類によって復習の時間・日程を
変えるべきでしょう。これも、2,3回は解いておきたい。
これらを可能にするための条件ですが
テキストには絶対に書き込まない事。
これは鉄則だと思うんです。
書き込んである教材を「もう一度解きなさい」
というのは生徒にとっては「面倒」以外の
何物でもないようです。
そりゃそうですよね。自分の解き方が、そこに
反映されてしまっている問題なんか、
「やっても意味ない」と思うんでしょう。
例えば教材自体が「復習用」である講習会用の
テキストなんかは、書き込んでも良いのかも
しれませんけど、通年で使う教材は、
書き込ませない方が、テスト前の勉強において、
テスト範囲の「過去に自分が間違えた問題」だけを
総ざらいで解けます。「自分に合った教材」なんて
言葉がありますけど、そんな小さな工夫で
市販の教材でも自分の弱点だけを際立たせた
教材に変化させることができるんです。
学校のテストの点数を取る事だけに特化するならば
「学校のワーク」でそれができるのが一番なんです。
でも、授業で使っているので、それはできません。
ワーク提出っていうのがあって、ガッチリ書き込まれた
ワークを定期的に提出しているため「ノートに解く」
という亜流は認められないのかもしれませんね。
それに、それが普通になってしまったら、学校の先生も
点数に差をつけるのが難しくなってしまうので
テストを作成するのが大変になってしまいますから。
…難しいかぁ(笑)
次回で自主学習の話をまとめようと思います。