top of page

自主学習②


自主学習についての話です。

前回は理想的な自主学習の展開について

述べさせてもらいました。

もし、ここから読みだした場合には

面倒かもしれませんが昨日のブログの

最後の方を読んでみて下さい。

まず教科書を読むという事を

勘違いしている生徒が多いです。

教科書は開いているが…目で追って終了。

「読む」という事なので…音読をして終了。

教科書を活用できていると思いますか?

意味があると思いますか?

勉強に対する私の持論ですが、

「何かを考えない勉強などあり得ない」

という事です。教科書を読む勉強っていうのは

黙読でも、音読でも良いので読みながら

「こういう所、大事そうだな」とか、

「これはこういう事なのか」など、

何かを感じながら読むべきなのです。

もし、自分なりに「重要そうな部分」だと思った所は

ノートに書きだしても良いのかもしれません。

それが本当に大事なのかどうかは別として。

ただ、何も考えずに…っていうのは教科書「読む」ではなく、

教科書を「見ただけ」という事に他なりません。

見ているだけでは、全く意味など無いのです。

それが、生徒達が教科書を読む事など

「意味が無い」と判断する事となり、

継続しなくなる原因であると私は思うのです。

教科書を読み終えたら、いよいよテキストです。

テキストの「ポイント」というのは、端的に

そこの単元の重要な所をまとめてくれています。

非常にわかり易いので、どんな生徒達も

テキストのポイントは結構しっかり読んでいます。

でも、テキストのポイントしか

読めていない生徒は、そこの単元の「基幹」の部分しか

わかっていないという事になるんです。

例えば、数学で単元は方程式だったとしましょう。

テキストのポイントには、方程式の計算の仕方とか、

「方程式」という言葉の意味なんかは記載されています。

でも、教科書にはどういう時に方程式を利用するべきか?

また、どうしてそういう考え方ができるのか?

なんかも書いてあるわけです。

教科書を考えながら読んでいる生徒は

その端的にまとまっているテキストのポイントに

自分なりに肉付けをする事が容易になるものだと思うんです。

「あ、だから、あそこはこうなるんだ」という

気付きを与えてくれたなら、テキストのポイントは

その生徒に応用力を授けてくれた事になります。

でも、そこの部分が抜けるから、

どんなに期末テストで点数が高い生徒も

応用力の充実には行きつかないのだと

私は思うんです。と、同時に優秀なテキストを

有効に使いきれていないんですよね。

次回はテキストの問題のやり方

についてお話しします。

最新記事
アーカイブ
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page