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最近のオサカナ事情


私の朝の仕事場は中央卸売市場です。

水産棟の仲卸業者でバイトしております。

魚を運んでいるのですよ。

札幌の某スーパーにね!…という事で

仕事柄、今時期「よく運ぶ魚」があるって事は

それが旬の魚なんでしょうから、

それをお知らせしていきたいと思います。

ちょっと前まではニシンでしょうね。

小樽・石狩と日本海沿岸で群来が見えていた

みたいですからね、一網打尽の言葉通り

網を入れれば一気に獲れるでしょう。

ただ、産卵期のニシンは卵もしくは白子が抜けて

(この事を「腹が抜ける」という)細くて萎びているため

生ニシンとして売り出されるというよりは

「身欠きにしん」として干物で出回るかもしれません。

季節ものではありますが、私としてはあんまり食べません。

でも、私が働いている所で出す身欠きにしんは

異常なほど美味しいのですが、値段がねぇ…(笑)

今、結構な量が出ているのはクロガシラかなぁ。

小樽でもこの時期は南防波堤で型物が釣れますね。

なかなかの型物かと思いきや、意外に小さい…

昨年の鮭もそうでしたけど、最近は

海の魚が小さくなってしまったのでしょうか?

これからが期待できそうなのはマガレイです。

クロガシラの後に、ひょっこり釣れるマガレイ。

カレイ類の獲れ方は最初に型物、徐々に

大きさが小さくなっていく感じです。

大きなマガレイが出回るのは近いですよ。

煮付けでしょうね。煮付け!絶対に美味い…

あとはホッケですね。

これから春の産卵の為、岸寄りしてきます。

産卵後の個体はニシン同様に腹抜けしてますので

身欠きホッケではなく、糠ボッケにした方が

美味しいかもしれませんね。糠が苦手な人は

ちょっと厳しいかもしれませんけど(笑)

12月ごろからずっと出回っているのはブリです。

美味しいですよね。ブリの照り焼きとか。ブリ大根とか。

冬が旬の魚というイメージですけど、

意外とずっと釣れ続けるんですよね。

あ、大きい魚だから、冬の冷たい海を泳いでいる

固体の方が身が締まって美味しいって、そういう事かな?

釣りのターゲットとしては「サクラマス」が

今、一番面白いらしいですけど、私はマスには興味ありません。

私、淡水魚出身の魚は「サケ」以外好きじゃないんです…

でもサクラマスってあんまり市場に出回りませんね。

イクラみたいなマスの子供「マスコ」は出回ってますけど。

美味しくないのかな?痛むのが早いのかな?

マスの押し寿司とか美味しそうですけどね…

私はマスコより断然イクラ派なので、

全然興味ありませんけどね…あ、2回目か…(笑)

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