公立受験問題:数学②
数学の解説②でしたね。
もう終わってしまった事ですので
どうでも良いんじゃない?って思う方
いるかもしれませんけど、私の中で
受験を消化する為にやっているので
お付き合いください(笑)
裁量問題の大問3(標準問題の大問4)の
二次関数の問題です。この問題をやる前に、
二次関数のグラフ(頂点が0の場合)についての
特徴を思い出しておきましょう。
「Y軸に対称な放物線」であるという事です。
よって例えばy=x2(2乗)の式において
(3,9)の点をAとしたとき、そのマイナス方向に
対称な点の座標は(-3,9)となるという事です。
問1は今のやり方そのまんまで、
y=1/3x2(2乗)の式において、x座標が2なら
y座標は4/3となり、そのマイナス方向に対称な点Cは
「(-2,4/3)」となります。
問2はBの座標は(6,36)でCの座標は(-6,12)なので
2点を通る式の考え方で「y=2x+24」となります。
問3が難しかったと、うちの生徒は言ってましたが、
二次関数のグラフの特徴を知っていれば、
それほどじゃないんですよ。
点AのⅩ座標が「t」っていうならば、座標は(t,1/3t2(2乗))
点Bの座標は同じようにして(t,t2(2乗))、点Cは(-t,1/3t2(2乗))
直角二等辺三角形になるって事はACとBAの長さを揃える
って事なので、AC=2tとなり、BA=t2(2乗)-1/3t(2乗)より2/3t2(2乗)
2t=2/3t2(2乗)の二次方程式を解くと2t2(2乗)-6t=0より
t=0or3で、問題を満たす答えは「3」となるんです。
これ、二次関数では定石の問題ですね。
裁量問題の大問4(標準問題の大問5)は証明だけしておきます。
仮定より、AB=ADと∠ABF=∠ADEが等しいのはわかりますよね。
残りはBF=DEか、∠BAF=∠DAEを証明するのですが
BF=DEは手立てがありそうも無い…そこで、証明の基本技を使います。
「同じ大きさの角度から、同じ角度を引いた角は同じ角度」です。
∠BAF=90度-∠EAFで∠DAE=90度-∠EAF
って事は∠BAF=∠DAEになりますね。
よって1辺とその両端の角がそれぞれ等しいので…となるんです。
いや…長い。
本当は今日で終わろうと思ったのに…
関数を文字で説明するのに手こずりました(笑)
明日、裁量問題の大問5の説明をしましょう。