公立受験問題:数学
今回、平均点は上がったであろうと
言われている数学ですが、言うほどじゃ
無いと思いますよ。確かに簡単ですけど…
では解説していきましょう。
とりあえず、普通の計算問題とか割愛します。
まずは標準問題の大問1
問5の問題ですけど、直角三角形
って段階で「三平方の定理」を使います。
直角三角形の辺を構成するなら、
一番大きな数字が「斜辺」となるので、
それ以外の2つの数字を2乗して
足したものが、一番大きな数字の2乗と
一緒になれば、それは直角三角形となります。
平方根が絡むと苦手…って生徒がいますね。
例えばウの√30ですけど…それ以外の二つの数字
3と5なら5の方が大きいので、5を2乗してみると
25になります。√30を2乗したら30になるので、
一番大きな数字は√30なんです。
こんな感じで解いていくんです。
問6は相似の問題です。
3+x:12=x:8を解くんです。
比の計算ができなきゃ無理な問題ですけど
これ教科書に完全に書いてある問題ですね。
さぁ、ここからは共通問題です。
裁量問題の大問1(標準問題の大問2)の
問2ですけど、作図の問題です。
ヒネリも何も無い問題だと塾講師は判断しますけど
逆に受験生は「難しいのではないか?」
と深読みした生徒もいたかもしれませんね。
これ、A・Bの垂直二等分線とB・C(A・CでもOK)の
垂直二等分線を引いて、その交点がPですよ。
「点と点との距離が等しい点の集合」が
垂直二等分線ですからね。
で、裁量問題の大問2です(標準問題の大問3)。
9マスあって、数字を突っ込んで全ての列の和が同じ
っていうルールに従って問題を解くっていう奴。
問1は穴埋めですけど、穴以外をよく読めばできますよ。
まず1列に並んだ数の和がaと表されるなら9つの数の和は?
ってのは、9つの数は3列なんだから「3a」となります。
中央のマスを通るのは4列って書いてあるので、
1列がaなら4列で「4a」となります。
で、中央の数をbとして、9マスの和を出そうとするならば、
bという数字を3回も重複する事になるので、
bだけ3つ分を減らす事を考えるため4a-「3b」となり、
これを最初の9つの数の和(3a)と方程式で表すと
「3a=4a-3b」という立式が成り立ち、これを解くと「a=3b」と
なるわけです。この問題、案外難しいと思います。
頭がグチャグチャになる可能性を秘めていますね(笑)
特にbの絡み方が難しい気がします。
問2は連立方程式の問題ですね。
xとyと左上のマスを足した数は
-8と6と左上のマスを足した数字と一緒になるんで
x+y+左上=-8+6+左上となり、
左上を移項すると、打ち消し合う為、結局「x+y=-2」となります。
もう一方は、y+真ん中+(-8)=x+真ん中+2になるので
同じく真ん中は打ち消し合って、y-8=x+2となり
これを移項してまとめると「x-y=-10」となって、
この二つの式を連立で解きます。
言葉にすると短いのに文章にすると長い…
取りあえず、今日はここまでにしましょう。
明日、裁量問題の大問3(標準問題の大問4)と
裁量問題の大問4(標準問題の大問5)
裁量問題の大問5を説明しますね。