結構多い
最近、ニュースの話題としてよく報じられるのが
「あおり運転」の話。小樽→札幌間の国道にて
女性の運転する車をガッツリ煽ったお兄さんが
逮捕されたのを皮切りに、かなり色々な事件が
発生していますね。
一番、大きなものは、家族4人が乗った車を
あおって、高速道路上で停車させて、
因縁をつけている間に後続のトラックに追突され
お父さん、お母さんが亡くなった事件。
犯人はしっかりと危険運転致死傷罪に
問われたようで取りあえず一安心。
で、この「あおり運転」は結構な頻度で見かけます。
先日も私、ガッチリあおられました(笑)
運転手はどういうタイミングで、また、どういう動機で
他人の車を煽ろうとするのでしょう。
私があおられたパターンから、その一例をご紹介
しようと思います。
まずは状況から…
日曜日に家族で雪まつりを観た帰り道でした。
雪まつりの帰り道でお買い物をしようと、
いつも利用しているスーパーに向かって
車を走らせていた所です。
場所は片側2車線の国道でした。
前方(私の車より3台ほど前の車)に
突然車線変更をする車を見かけたので、
私自身も「危ないな…」と思って見ていました。
その手の車は突然ブレーキを踏んだりする
可能性があるので、危険予知の観点から私自身が
今の車線を変えて、その危険な車を避けました。
すると、元走っていた車線が混雑し始めて
先に車線を変更していた私が、危険な車を抜くような
形になったんです。
危険な車は、再び車線変更をして今度は
私の後ろに入ってきました。
ミラー越しでの確認なので、確実とは言えませんが
車間を詰めていたように思います。
そして、私の車を追い越すように三度目の
車線変更をしたのですが、その危険な車は、
普通に追い越すのではなく、私の車にピッタリと
横づけしていたんです。明らかに、こちらの車線に
寄っていたので、そこに意図があった事は間違いありません。
さて、この危険な車の「あおり」を開始する
タイミングはどこだったのか?
推測でしか無いのですが、状況から見て、
私の車の前方で突然車線を変えた時点で、
相当、イライラしていたのだと思います。
その段階で私の車には気づいていないと思われます。
しかし、強引に車線を変更したにも関わらず
悠々と元いた車線の私の車に抜かれた所で
スイッチが入ったのではないでしょうか。
一つだけ理解できない事があります。
なぜ私の車に「横づけ」する必要があったのでしょう?特に
スピードを落としてもおらず、前の車に従って運転をしていた
私に何の恨みがあって、そんな危険な運転を見せつける
必要があったのか?
動物的な感覚であったのではないか?
というのが私の出した結論です。
その車は南区の住宅街の方向に曲がって消えて
行きました。よって、この道は通り慣れた道=ナワバリ
という意識があったのかもしれません。
通り慣れているなら、どの時間、どのタイミングで、
どの車線に渋滞が起こるかも予測して
車線変更をしながら、一番ストレス無く運転をしていた
はずなのに、横からフワっと抜かれた事で、
自分のナワバリを犯されたと思ったのかもしれません。
「ボクチンが一番、この道を知っているのに~!ムキー!」
まぁこんな感じでしょうか。
自動車は免許さえあれば誰でも扱える殺人兵器です。
運転手はそれを意識せずに運転していると思ってました。
でも、もしかしたら無意識では、それを十分に理解しているから
強気な態度になってしまうのかもしれませんね。
その無意識が人間特有の「理性」を失わせて、ナワバリ意識を生み
この手の危険な運転をする衝動に駆られてしまうのかもしれません。
悪気があるならまだしも、悪気が無い状態でそうなっているならば
そういう人間は「危険運転予備軍」に認定するべきだと思います。
自動車メーカーは安全装備の充実だけではなく
運転する側の深層心理を周りのドライバーにも
しっかり見えるような装置を開発してもらいたいものですね。