可哀想
M-1グランプリが終わると、年末だなって
思うんですけど、今年もM-1グランプリが決定。
私も「お笑い」は大好きなので、リアルタイムで
は見れませんけど、ネットの動画などで、
そのネタを見ては笑わせてもらっております。
でも、今年のM-1は外野の方が騒がしい感じ。
芸人が審査員を誹謗中傷するような動画をアップ
したんだそうで…私はその動画まではチェック
してませんが、ワイドショーで内容を見ると
…おぞましい。
「お酒に酔っている」という事なら
何を言っても良いんでしょうか…
今までM-1で優勝するために
頑張ってきた芸人さんたちの事すら
足蹴にするような事件ですね。
誹謗中傷された側は「何とも思ってない」と
一蹴しているようですけど…
人を笑わせる職業って夢のある職業だと
私は思うんです。目の前にいるお客さん
全員をワッと笑わせる事ってスゴイ事だと
思いませんか?お客さん一人一人の
歩んできた人生は様々で、それを見ている
当日だって、全ての人に楽しいことがあったとは
限らないワケですよね?
そんな人たちを同時に笑わせるなんて…
私にはできないです。それこそが「芸」ですよね。
芸人さんってのは、それができるから
あの舞台に立っているんですけど、
この事件は全く違う。
酒で泥酔した芸人が誰もが顔をしかめる
罵詈雑言を動画にアップしていました。
誰一人として笑えない誰も笑顔にすらなれない
言葉を世界中の人が見れるインターネット上で
披露したのです。
言われた方も、言っている人も
それを見ている全ての人、
誰も得をしないそんな言葉を…
今後、M-1が開催されるたびに
今回の事件をキッカケにして、
審査員の一挙手一投足が注目される
ことになるでしょう。でもそれって違いますよね?
漫才のチャンピオンを決める大会で
注目されるべきは芸人さんであって
審査員の審査の仕方では無いはずなんです。
もっと言えば、仮に敗退したとしても、
自分たちの漫才で笑ってくれたお客様が
いたっていう事実こそが芸人さんの芸を
さらに磨く事になるんだと思うんですよ。
それが、彼らの努力より、審査員の審査に
注目される漫才の大会となってしまうのです。
なんか、M-1のトップを取る事を目標に
頑張っている芸人さんが可哀想で…
…そんな怒りの思いを綴ってみました(笑)