定理とは
今、中2は数学の「図形の証明」をやってます。
たまたま、本日、その授業だったのですが、
「定義と定理の違い」ってのを教えていました。
定義=使う言葉の意味を明確に述べたもの
定理=証明された事柄のうち、基本になるもの
テキストにはそう記されています。
定義・定理って言葉も難しいけど
記されてある説明も難しいですよね(笑)
例えば二等辺三角形の定義は?
って言われたら「二等辺」の言葉の意味を
明確にすれば良いって事です。
よって「二つの辺が等しい三角形」となります。
じゃあ定理は?って事ですけど、
定理ってのは「証明された事柄のうち~」
って事なので、証明できなければ使えないので
「定理は?」っていう質問自体が
ナンセンスなのかもしれません(笑)
二等辺三角形の定理を導くときの証明ですが、
二等辺三角形の頂角の二等分線を引いてみます。
そうすると二等辺三角形が真っ二つに割れますが
その二つの三角形は「合同」であるって事を
証明する事ができます。合同な図形の対応する
辺や角は等しいので、二等辺三角形の底角は
同じ大きさである事が証明できました。
「二等辺三角形の2つの底角は等しい」
定理ってのは、こうやって出すものなんです。
生徒達に一つ一つ説明しながら、私自身も
理解を深めていくという実感はあったのですが
自分が中学校の時に、そういう当たり前のことを
当たり前に教えて頂いていたならば、
もう少し人生は変化していたのかもしれない…
定理は覚えるものでは無く、
証明する事で理解するもの…
こんな簡単な事をしっかり私の印象に残るように
教えてくれる人がいたならば…
数学は実社会では役に立たない事が多い
とか言う人いますけど、図形の証明の勉強を
していると「社会そのもの」だと思います。
根拠もないのに精神論で乗り切ろうとする×
根拠を示したうえで具体的な方針を決めて行動する〇
数学が中学時代にそれを私に教えてくれていた
って事を41歳になって知りました(笑)
…勉強って面白いです。