イマドキの子供(1)
最近、わかってきたことがあります。
それは小中学生の勉強に対する意識。
話を聞くだけでデキルようになると
思っている生徒が多いという事。
これはうちの生徒だけの話ではありません。
例えば、お子さんに
「何で学校でノートを取っているの?」
って聞いてみて下さい。
最初は、それっぽい返事が返ってきますけど
突っ込みまくってみて下さい。最終的に
「みんなが書いているから」とか
「先生がノートを取れっていうから」
っていう答えに行きつきますよ。
小学校から、こんな意識で
ただ板書を写しているだけだから、
日本人ってのは自分で考える事も
できなければ、自分で判断する事も
できない人種になってしまったのではないか?
自分で考える事を放棄しているのではないか?
本気でそう思うようになりました。
逆に考えたら現代の日本人は
指示された通りになら動ける
指示されなきゃ動かないって事ですよね?
あれ?何かに似ている…と思ったら
機械です。
プログラムに従って、
同じことを何度も繰り返す機械と一緒。
本物の機械と違うのは精神状態によって
ミスしたりする。その割には、やれ休みをよこせとか
賃金上げろだとか色々うるさい。
自分が会社の社長で
本物の機械と、そんな機械モドキの人間
どちらを従業員として使う?って聞かれたら
絶対に本物の機械を使うでしょう?
機械は文句を言わないもの(笑)
新しく打ち出された教育改革は、
AI時代を生き抜く為に打ち出されたものなのに、
子供たちは小学生から機械モドキみたいな
感覚で生きているんです。
これね…大学受験を改革したって
どうなるものでもないでしょ…
じゃ、どうするべきか?
ってのは、永遠の課題なんでしょうけど
私教育に携わっているものとして
この問題にはしっかりとした自分の道しるべ
を持たねばならない!と思い始めてます。
ちょっとこの問題はシリーズ化して
色々書き連ねて行こうと思います。