塩梅を考えろ
いやぁ~ひどい雨でした。
でも、お昼過ぎからケロっと晴れてますね。
朝から携帯の緊急速報「エリアメール」が
ずっと鳴り響いていたのですが、
最初は気にしながらずっと目を通していたのですが
避難場所が1つ追加されるたびに鳴るので
最後の方は見る事も無く、挙句に家族全員、
あの音を鼻歌で口ずさんでいました(笑)
地震や洪水で避難生活を
余儀なくされた人たちは、必ず言います。
「情報が足りない」と。
そこでエリアメールとして、
災害情報を携帯電話を通じて
送るようになったのです。
でも、どうでしょう?
今日のエリアメールの頻度の多さ…
最終的に内容に見向きもしなくなるのです。
もし、本当に大切な情報が、
見向きもしなくなった時に送られていたら…
大惨事ですよね。
東日本大震災で津波による死者が多かったのは
その何か月か前に起きた地震による津波が
情報よりも規模の小さいものであったから
沿岸部の人たちが「どうせ今回も…」と
情報を軽視する人が多くいたからと言います。
心理的な緊張時に人間の脳は緊張が
ほぐれる方向に判断をすると言いますので、
今回のように自分に必要のない情報を
緊急時メールで流し続ける事は
本当に危険が迫った時に、脳に対し
「どうせ大丈夫」という誤った判断を
促す可能性があるので
気をつけてもらいたいものです。
そうだな…もう少しエリアを絞って
エリア内の避難所が開設された場合のみ
そのエリアだけに送るとか…
とにかく、もう少し考えないと
避難を呼びかける内容が
避難せねばならない状況である事すら
見えなくさせてしまいます。
塩梅を考えなければいけません!