札幌市内の学力格差(2)
札幌市の公立中学校で大きな差がついて
しまっている学力の話をしています。
私が中央区の中学校から南区に
転校した後の話でしたね。
毎日キッチリ勉強しつつ、部活をやって
塾にも通っていたのが中央区の中学生だった
私にとっては普通だったのに対し
南区の中学校はメインは部活、勉強は塾任せ
っていう感じだったように思います。
なぜ最初の中学校では
自主学習ができていたのか?それは
「塾だけで成績が上がるならみんな上がっている」
「でも、実際はそうではない」という事実を
私は中1の段階で気づいていたんです。
なんという、オマセな子供でしょう(笑)
当時は「相対評価」だったからというのもあります。
上位5%しか「5」がつかない時代ですからね。
同じ塾に行って同じ勉強している人間が5%以上
いるんなら、そいつらよりも勉強するしか無かった
という単純な理由です。
もしかしたら、今も中央区の中学校の生徒は
そういう強迫観念にも似た状況を感じ取って
勉強をしているのかもしれませんね。
南区では勉強面に関して、そういう見えない何か
に追われる感覚はありませんでした。
周りを見回して、凄い勉強している感じが無かった
というのもあります。当然、ズバ抜けて頭の良い
生徒もいたのですが、そこまで多くないというか
彼らは生まれ持った性質的な頭の良さを感じて
いたので、そんなに気にならなかったんですよ。
過去のブログでも触れた事がありますけど
現在は「絶対評価」です。宿題をしっかりやって
提出物をしっかり出し、授業中にはそれなりに
発表をしてさえいれば「3」は確実に取れます。
あとは期末テストの点数ですけど、上記の最低限度を
守っていれば85点で確実に「5」でしょう。
85点は普段勉強をしていなくても、テスト前に
ガッチリやれば取れる点数です。
もちろん、何を勉強すべきかをわかっている場合
に限られますけど、点数を取る為の勉強さえ
していれば取れます。内申点はそれで確保できます。
ただ学力テストや受験本番のテストは
そんな「ユルイ」勉強で取れる程甘く無いんです。
日々の努力がきっちりと実を結んでくれるテスト
とでも言った方が良いのかもしれません。
そこが公立中学校で差がついてしまう要因
なのではないか?と私は思うのです。
現在、受験生である中3生の中で
一日5時間勉強している生徒はどれくらいいるでしょう?
多分、ほとんどいないんじゃないでしょうか?
でも、中央区の生徒達は勉強をしている。
学校で、家で、塾で…
これが受験当日にガツンと響いてくるのです。
今回の学力テストで「やっちゃった…」という
生徒こそチャンスですね。
今までの勉強では太刀打ちできなかったという事が
証明されたわけです。幸い学力テストにはBもCも
残されていますからね、これを機会に
勉強の仕方を見直して、受験生らしく
今から猛勉強をスタートさせましょう。