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アルバイトの気持ち


朝の仕事をしていると、

色々な事が勉強になるのですが

本当によくわかったのが

アルバイトをしている側の気持ちです。

初めての気持ちでは無いんです。

学生の頃はありとあらゆるバイトを

していたので、その時の気持ちを思い出した

というのが正式な所でしょうか。

単刀直入に言えば

責任感なんて全くもってませんでした(笑)

正直、社員さんの名前なんて最低限度

自分が関わる人の名前しか覚えてなかったし、

社員さんに叱られても右から左に流してました。

心の底から反省することなど無いし、

面倒になったら辞めればいいやって思ってました。

私は朝の仕事を始めて

もうじき1年半が経ちますが、

この気持ちに気付いて、今までの

バイト講師に対する言動を恥じました。

「人様のお子さんを預かる事に責任を感じろ」

だなんて…バイトにしてみれば、重荷以外の

何物でもない言葉なんですよね。

教員になりたい学生さんにとっては

良い練習台ではありますが、

それはあくまでも、練習なんです。

本番なんかじゃない…

私はバイト講師さんに

「期末テストが終わって自分が担当している生徒の

点数が気にならない講師なんて塾講師じゃない」

といつも言ってましたが、改善されませんでした。

その理由がハッキリわかりました(笑)

興味が無いんです。

バイトは目の前の仕事を「こなしてナンボ」です。

「今日の授業が平穏無事に済めばそれで良し」

が一般的な講師の思考・思想なんですよね。

それがアルバイトの感覚なんです。

そりゃあ、生徒がテスト後に

「先生が教えてくれたおかげで出来た」と

言ってくれれば嬉しいでしょうけど、

それは結果論なので、バイト講師は

そう言ってくれる生徒を「カワイイ」と思っても

「更なる自己研鑽の動機」にはならないんですね。

バイト講師を悪く言っているんじゃなくて、

それがバイトの基本的な感覚であるという事です。

この感覚がわかっていれば、もう少しバイト講師さんとの

関わり方が変わっていたかもしれない…

今になってそう思う次第です。

確かに私が今、魚を運ぶバイトをやっていて

「自分が札幌の食卓に並ぶ魚を運んでいるんだ」

なんて大それた事を考えた事はありません(笑)

いかに手早く且つ崩れないようにトラックに積み込み

事故に遭わないように目的地に到着し、

店の名前を間違えないように、素早く商品を配るか

これだけ。

一年半経っても、それ以上でも

それ以下でもないんです(笑)

例え話ですけどね、

「イクラ500グラム入りをやっとの思いで

相手のバイヤーに購入を決めてもらった」とか、

そんなバックボーンなんて、私にとっては

「どうでもいい事」なんですよね。

その普通じゃ無いはずのイクラですら、

トラックのいつも通りの場所に置き、

崩れないように安全に運んで

手早く配るだけなんです(笑)

なんか、自分の下で働いていたバイトさんには

本当に無茶ぶりをしていた気がします。

それでも文句も言わず、一生懸命頑張っていた

皆さん…心の底から言わせてください

「本当にありがとう。そして、ごめんなさい!」

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