宿題の重要性
中学校の夏休みは明日で終了です。
当塾の夏期講習会も本日までで終わり。
来週から2学期授業が始まります。
1週間くらい前から私が生徒に聞くのは
「宿題は終わったの?」でした。
答えはマチマチでした。
「うん、終わってる」って生徒もいれば
「まだ〇〇と△△と□□が終わってない」
という絶望的な生徒もいましたね(笑)
学校の宿題をやっていない事で
成績がとんでもない下がり方をする事があります。
1学期が「5」でも、宿題をやらずに2学期で「2」
がついた生徒を見た事があります。
保護者の中にも「宿題をやらなくても
テストが良ければ良いでしょ!」とお怒りに
なってる方もいましたが、私の個人的な
意見を言わせて頂くと、宿題をやらない生徒は
どんなに勉強ができても「2」で良いと思ってます。
こういう生徒は一般社会では成功しません。
職人さんとか、音楽家・芸術家、もしくは
芸能界で生きて行けるようなルックスを持っている
なら話は別ですけど…
社会に出た時の事を考えて下さい。
右も左もわからない新入社員は、上司や先輩の
指示に従うしかありません。その中で、仕事の流れや
結果を出すという事を覚えていくものです。
当然、上司や先輩も相手の力量を見ながら指示を
出すものです。「コイツならこれくらいならできる」
と判断して仕事を任せるのです。
それを「やらない」「やれない」ひいては
「やろうともしない」という心構えなら、指示を出した
上司や先輩社員はどう思うでしょうか?
「こいつはダメだな」というレッテルを貼ります。
一度、そんな風に思われた人間が、
這い上がるのは本当に大変です。
言われなくてもやる・できる人間が優秀な社員ならば
言われたことを忠実に実行する人間が普通の社員
言われた事しかできないのは普通以下の社員
言われた事すらできないのは使えない社員
宿題をやらない生徒ってのは、
これらの一番下になる可能性の高い生徒です。
うだつの上がらない人生を送る可能性が高い…
であるならば「宿題をやっていない」という事実に
どんな学力だろうが「2」をつけて注意喚起する
学校側の配慮に対しては、感謝こそあれど
怒ってはいけませんよね。
「どんなに勉強を頑張っても、宿題をやらない
人間はこうなるのか…」って生徒が認識するなら
それこそ「教育」ですからね。万々歳です。
もっと言えば、最低限度、宿題さえしっかりやるなら
ある程度の成績をつけたって良いのではないかと
思う次第です。
さて、うちの生徒達もしっかり宿題を終わらせて
新学期に臨んでもらいたいものです。
今日と明日しかないぞ、踏ん張れ!