トラックに乗って①
朝の仕事ですけど、
私は市場で商品を集めてトラックに積み込み
そのトラックを運転して配送センターに持って行く
ワケですが、私が乗っているのは2トン車です。
ピンとこないでしょうから、わかり易い例えとして
「クロネコヤマトのノーマルな配送トラック」だと
思って下さい。
最初はビクビクしながら乗ってましたけど
1年半近くも経ちますからね…運転は
普通にできるようになりました。
トラックに乗ると、今まで知らなかったことが
結構わかるようになりました。それをお伝えしましょう。
本日は「いかにトラックが危ない乗り物か」についてです。
まず、後ろは見えていません。
後ろが荷台の為、サイドミラーにて横後ろは
見えるのですが、真後ろはまず見えません。
それでも、最近のトラックはバックモニターが
ついているトラックもある為、一概に「全て」とは
言い切れませんけど。
じゃあバックはどうするか?
というと、一度、外に降りてトラックの真後ろに
何も無い事を確認します。
で、両サイドのミラーを見ながら少しずつバックします。
これを一気にやろうものなら、かなり怖いです。
トラックの運転手さんは、みんな一発でバック駐車を
成功させますけど、あれは技術もさることながら
それが一番安全なんですよね。
いちいち切り替えしていたら、危険が増幅します。
危険はまだあります。大量に積み荷を運んでいると、
明らかにブレーキの制動距離が伸びてしまいます。
私は普段から信号機の結構手前でブレーキを踏み
始めますけど、荷物が多い時の止まる遅さと言ったら…
だから、追い越しでトラックの前に出て急ブレーキなんか
踏んだらほぼ追突されると思って下さい。
業務上過失なんちゃらで捕まるのはトラック側かも
しれませんけど、今はトラックにもドライブレコーダーが
ついてますからね。あんまり無茶な運転すると、
追突された側の過失も認められてしまいますよ。
トラックはスピードを出す乗り物ではありません。
安全に荷物を運ぶための乗り物です。
よって、スピードを出しているトラックはアホです(笑)
でも、仕方ないんですよ。〇時までに納品しなければ
いけないというノルマ付きで運転しているのですが
納品すべき商品がギリギリの時間に積み込まれる事も
あるんです。だから、スピードを出しているトラックは
間違いなく焦っていますので、これに腹を立てては
いけませんよ。
最後にトラックの運転手さんは
気が短い人が多いイメージですが、
それに関しては大体あってます(笑)
でも、みんな優しいんですよ。
挨拶をしたら、会社とか関係なく
大抵仲良しになれますね(笑)
わかっているんですよ。
みんな時間に追われている事や
バカな乗用車に煽られている事
普通の車よりも明らかに精神力を使って
運転する事なんかも、みんなわかっています。
だから、市場や配達先で挨拶をするだけで
仲間意識が芽生えるのかもしれません。
明日は「トラックに積む」という事を
説明しますね。