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元寇<隠れ話>


元寇に関しては歴史でどう学ぶかというと、

「鎌倉時代中期にモンゴル帝国改め『元』が

2度にわたって日本を侵略してきた事件。

幕府は西国の御家人に命じ、博多湾岸に

防塁を築いてこれに応戦したが、モンゴル軍の

集団戦法と火薬を使った新兵器てつはうの前に

一騎打ちを美徳とする日本の御家人たちでは

なすすべも無かった。しかし、2度とも

暴風雨により元は撤退せざるを得なかった」

こんな感じだと思います。

でも、実際の所は昨日のブログにある通り

御家人もよく戦っていたわけです。

歴史で学ばない元寇その①は

集団戦法VS一騎打ちではなく

集団戦法VSゲリラ戦法だった?

確かに最初は名乗りを挙げて

一騎打ちを挑んだようですが、外国人が

自分たちと違う言葉を話す上、違う武器を

持っている事くらいは御家人も知っていたようです。

「てつはう」が飛び道具とわかると

御家人も飛び道具で対抗します。弓ですね。

集団戦法は相手がそれなりの集団であれば

練度が高い方が強いのですが、御家人は

〇〇衆とか○○党といった100名単位の部隊です。

怖れを知らないこれらの部隊が騎馬で突撃する

わけですが、まずモンゴル軍もビックリしたでしょう。

「え?来るの?」って感じ。

で、御家人たちの馬上弓がさく裂します。

現に元寇において、元軍の指揮官クラスが何人も

この弓で射殺されていますからね。

集団は指揮官を失うと一気に戦意が下がり

大混乱となります。混乱した集団を立て直すには

まず撤退するしかなくなるワケで、それで元軍は

兵力差があるのにも関わらず、様々な戦場で

撤退を繰り返したようですね。

集団戦法に歯が立たないどころか、

善戦していたんですよ。日本のサムライたちは。

これはゲリラ戦法という奴です。ベトナム戦争で、

ベトナム軍がアメリカ軍を苦しめた戦い方です。

歴史で学ばない元寇その②は

鎌倉幕府の大胆不敵さです。

世界の半分近くを手中にしていたモンゴル帝国は

隣接する国を戦力で蹂躙する前に外交を仕掛けて

いました。「我が国の属国となれ」という内容です。

鎌倉幕府にも同じような文面が何度も送られて

来ていました。「日本は歴史的に中国に使者を送り

朝貢していたではないか。今は『元』であるから

元の皇帝にも使者を送らぬか!」って内容です。

それに対して「中国の歴代皇帝は知ってます。

確かに朝貢してました。しかし『元』って何ですか?

知らぬ皇帝に使者を送る必要あるんスか?」

こんな感じの返書を出したようですね。

世界の半分を手中に収める大帝国相手に

「は?あんた誰?」っていう。これは戦争になるわ…(笑)

歴史で学ばない元寇その③は

鎌倉幕府には元(朝鮮)への逆侵攻計画があったという事。

第1回の元寇の後に鎌倉幕府で高麗(今の朝鮮半島)に

逆侵攻する計画が持ち上がっていたようです。

「博多の防塁を直し終わったら、

そのまま高麗に攻め込むぞ!オオオー」って感じで。

しかし、それは未遂に終わりました。

防塁を直すのに莫大な費用が掛かったからでは

ないか?という話です。ただでも貧しかった御家人に

そんな費用を出させて、さらに遠征っていうのは

無理な話だったのかもしれません。

結局、この出費に対する幕府の補填が

十分でなかった為に鎌倉幕府は弱体化し

これより60年待たずに滅亡してしまうんです。

鎌倉幕府の逆侵攻計画も知られていませんが

元の皇帝クビライも第3次日本侵攻計画を練っていた

ようです。そりゃそうですよ。こんな東の小国(日本)に

2度もボッコボコにされているんですから(笑)

あ、でも3回目の侵攻については昨日のブログに

少し書いてましたね。

でも、3度目は歴史が示す通り実行されません。

それは日本だけではなく、他の小国も「元」に対し

反乱を起こし始めたんです。

モンゴル人をトップとし、中国人は下っ端という

民族格差を用いた「元」ですが、下っ端である

中国人の人口比がとても高かった為、

機会があれば、みんな反乱を起こそうと考えて

いたんでしょうね。

もしかしたら…の話ですが、

この時反乱を起こしていた人たちの心に

かつて最強軍団と言われたモンゴル軍が

日本相手に2度も負けた事で

「なんか勝てるかも…」と思わせたのかも

しれませんよ(笑)

さて、今日はW杯予選リーグの最終戦です。

日本が頑張って欲しいのもモチロンですけど

コロンビア相手に戦うセネガルにも

頑張って欲しいですよね。

W杯出場国中下から4番目のランキングだった

日本が最初に番狂わせを起こした相手です。

セネガルも勝てるよ!きっと!

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