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石狩の「ヌシ」を釣る


先週の土曜日の夜から

久しぶりに釣りに行ってまいりました。

釣り仲間のK君と共に!

お互い、どんなに疲れていても

「釣り」となると目がギラギラするんです(笑)

でもさすがに遠方は帰りの道中が怖いので

所要時間40分くらいの石狩湾新港を

ポイントにしました。

実は私、本格的に釣りをはじめて

20年近くになりますが、石狩って

全然釣れたためしが無いんです。

でも、ネットに石狩で釣れていると

書いてあったので、それを信じて行ってみました。

石狩のポイントというポイントをK君と

廻ってみたのですが、特にネットに

上がっていたポイントは大渋滞。

そこで、私が石狩でやるんならココと

決めていたポイントへ行ってみると

意外と人は少なく、そこに釣り座を構えました。

最初に竿を揺らしたのはK君。

結構大きなウグイ…ソイ…ウグイ…

釣れるのはK君ばかりです。

私は春の海と自分の釣果の寒さに

体の芯から凍えだしたため(笑)

やむなく車で仮眠を取りました。

自分のイビキの大きさに

ビックリして起きたのが、朝の5時。

釣り座に戻ると、K君はさらにカワガレイを

釣ったけど気持ち悪いのでリリースしたとの事。

30分ぐらい凍えながら竿先を見つめていると

ようやくビビビと生命反応が!

20cm少しのクロガシラでした。

「子供の為に煮つけるか…」とキープ。

また少しして、別の竿にもアタリ!

28cmのマガレイでした。そこそこのサイズです。

石狩でこのクラスのマガレイは

ちょっと自慢できるクラスです(笑)

もちろんキープと…

私は知りませんでした。この時、石狩のヌシが

私に向かってゆっくりと近づいている事を…

正直、「石狩なんて、こんなもんかな」くらいに

思っていた矢先でした。片方の竿先が凄い

勢いで引いています。慌てて竿をしゃくり上げ

針がかりを確認します。

手応えアリ…だな。

リールを巻いている時に、さっきの28cmクラスの

カレイがダブルでついているのでは?と

思っていたんです。アタリの強さはウグイでしたが

巻きながら平たい魚である事を確信してました。

「あっ!」巻いている途中で引っかかるような

違和感があり、竿を何度かシャクっていると

フワっと抜けたのですが、その時に2枚のカレイ

ではない事に気付きました。

「K君、これデカイかも…」と言った矢先に

海面に浮かび上がってきたのは…

「座布団?」

巨大なカレイです。何十年も生きてきたであろう

平べったい巨体が、目の前の海に浮かんでいました。

私もK君も「うわ~」と歓喜にも悲鳴にも近い叫び声(笑)

隣のお兄さんにメジャーを借り、測ってみると

48㎝もあるクロガシラでした。

過去に室蘭で38cmのマガレイを釣った事は

ありましたが、それを10㎝も超えるカレイ…

ここ何年でカレイどころか魚信すら感じた事の

なかった石狩で、こんな魚と出会えるとは…

感謝ですよね。大自然に感謝。

48㎝のクロガシラの命を頂いたので

最初に釣った20㎝のクロガシラはリリースしました。

結局、釣果は28cmクラスのマガレイ2匹と

48㎝のクロガシラ。

大大満足の石狩の釣りでした。

いよいよ、シーズン到来です!

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