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英語の補強④


さぁて、英語シリーズも最後です。

このシリーズは英語が苦手な生徒の

「特徴4つ」という事でしたが、本日は

最後の一つですね。

最後の一つは

「単語を読まないで覚えようとする」

という事です。

これはすなわち

「何のために英語を勉強しているのか?」

っていう事を理解していないんです。

英語は語学なんです。語学ってのは

話す為にあるんです。

だから単語を覚えるのに読まないで

覚えようとしているってオカシイんです。

読まないで覚えようとしているのならば

それは単語を覚えているのではなく

アルファベットが何個かならんでいる

その「形」を頭にインプットしているんです。

だから、英語の文が言えないし書けない。

形を何個も組み合わせて…って考えたら

途方もない苦労になってしまうでしょう?

3歳から4歳の子供が言葉を覚える時に

書いて形を覚えてから話していますか?

当然NOですね。まずは喋りだします。

最初は単語からですが。

「ママ」「パパ」から始まって「アンパンマン」

とか好きなキャラクターの名前なんかを

話し出し…いつか、ママやパパの話を

聞きながらマネをしだして、歓喜する親を見て

意思の疎通ができる事に喜びを感じながら

言葉っていうのは覚えていくものですよね?

英語も本来はそうやって覚えていくべきだと

私は思います。だからこそ、まずは言葉にする

ことから始めなければだめだと思うんです。

そもそも…って話になってしまうかもしれませんけど

英語を学ぶ時に「覚えなければならない」とか

「やらされている」感覚の人って結局、

英語ができない人になってしまうのではないかと

私は思います。だから、英語の最初の授業は

英語を学ぶことで、どれだけの世界が広がるか

って事を話すべきだと思うんですよ。

成績がどうのこうの、大学受験がどうのではなく

世界の半数以上の人とのコミュニケーションが

取れるツールを「学校」が無償で教えてくれる事の

凄さを伝えるべきなんです。

上記した小さな子供がどうやって言葉を覚えて

いくかも含めて、小学校の最初の英語の授業は

そういう事をしっかり伝えて行って欲しいです。

その上で、発音の仕方を教えます。

アルファベットの読み方を「アブクド読み」で教え

アブクド読みでいくつかの単語を読ませます。

そうやって少しずつ、読むことで覚えていく

という感覚を掴ませるべきではないでしょうか?

4回に及ぶ続き物でしたが、最終的には

そういう英語が苦手な生徒を生まない為の

「提言」みたいになってしまいましたね。

もちろん、最初に私が考えていたエンディングとは

全く違う方向に行ってしまいました(笑)

でも、やらされている感がある限り

英語は上達しません。その感覚を少しでも

軽減するための唯一の方法は、

ネガティブに覚えたその英語が

ちゃんと「伝わる英語」であることを

生徒達に認識させる事なんだと思います。

「褒める」でもよし、ネイティブの先生に

聞いてもらって「会話」を成立させるでもよし。

でも「英語の4技能」なんていう難しい言葉を

使っている限り、この国の英語力は上がらないと

思うのは私だけでしょうか?(笑)

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