英語の補強①
先日のブログで、北海道の中3の
英語の弱さについて書きましたけど、
あの日以来、英語の授業中に、
英語が苦手な生徒っていうのは実際には
何がわからないのかを研究してみたんです。
研究って言っても、私の生徒達だけでしか
判断できないので、確定的では無いの
かもしれませんが、参考までに。
私が見つけた英語が苦手な生徒の特徴
は大まかに4つあります。
今日はその一つを紹介しますね。
「Be動詞と一般動詞の区別がついていない」
これは英文を「何となく」で読んでしまって、
Be動詞って何?と思ってしまう生徒です。
そもそも英語は主語+動詞(+~)という
作り方をしているのですが、Be動詞は
「動き」を表すというよりは「=」の役割をします。
He is my teacher. (彼=私の先生)
She is from Australia(彼女=オーストラリア出身)
こんな感じ。
苦手な生徒ってのは、この役割云々も
大切なのですが、“am”の前は“I”だけって所から
教えないといけないんです。
しかも、それは「毎回」教えないと間違えます。
“are”が複数で“is”が三人称・単数なんて
大変ですよ。
これって、初期段階での英語に対する
入り方の問題のような気がします。
今の生徒達って「英語は楽しいもの」と認識
させる所からスタートさせてきた子たちだと
思うんですけど、その方向性が文の骨格を
決めるはずの「動詞」の認識を歪めて
しまったのではないかと私は思っています。
あと混乱の原因の理由の一つに
「Be動詞」っていう名前もあると思います。
なんで~動詞ってつけたんだろう。
ただの述語ですよね?
もう少しネーミング考えれば良かったのに。
単語を覚える時に一般動詞であると
認識できていない生徒が多いです。
もしかしたら国語的な問題かもしれません。
語尾がウ段で終わるものが動詞って事も
ピンときてない生徒が今は多いですからね。
なので、単語を覚えるツールには「動詞」とか
「名詞」とか書いてあるものの方が良いと思います。
そして、それを強調して覚えさせる…
いやはや、なかなか大変です!
これが4つあるうちの1つ。
2~4は続き物として来週お伝えします。