今の卒業式って
全体合唱が「校歌」と「My Way」って(笑)
びっくりしましたね。もう少し、中学生っぽい
曲を歌うのかと思ったら…
「マイ・ウェイ」って大御所の歌手が
ディナーショーの最後に歌う奴ですよね(笑)
お客さんにも一緒に歌ってもらおうと
直前に歌詞を言うイメージです。
「『皆さん一緒に、わたしには』、わた~しには~♪
『ハイ、愛する』、あ~い~する~♪」みたいな(笑)
私の卒業式は「大地讃頌」を歌いました。
ははな~る~だいち~の~♪
「ザ・中学生歌唱曲」だと思いますけど。
良い曲ですけど泣けません。
やっぱり泣ける歌が良いですよね。
歌詞にグッと入り込むような奴。
一昔前の小学生の卒業式で
よく歌われてた「門出の歌」って知ってます?
あれスゴイ泣けますよ(笑)
小学校って6年間ですし、本当に
ヤンチャな子供として義務教育がスタートし
大人と子供の丁度境目くらいで卒業していくので
入学時のあどけなさを覚えている親にとっては
今、目の前で凛と立っている卒業生を見ると
本当に感慨無量の境地だと思います。
「門出の歌」の歌詞って、その境地に浸る
親の心に「濁流のように」入り込んでくる歌です(笑)
歌詞を一部掲載しましょうね。
喜びに胸を張り、お母さんときたっけな
新しい服をきて入ってきたあの日
明るい教室で君とならんでいたっけな
かけまわった広い庭なつかしいあの日
優しかった先生を怒らせもしたっけな
友達とけんかをして泣かせちゃったあの日
(作詞 尾原昭夫さん 一部抜粋)
何て言うのでしょうか、これはいわゆる「あるある」の
歌詞だと思うんですけど、グっと来ますよね。
私の場合「優しかった先生~」で、もうダメ。
涙腺が崩壊します(笑)
卒業式の歌は「愛とか恋」の歌ではなく
精神的な成長を描いた歌の方が泣けますね。
先生や友人に対する感謝、これから旅立つ心境
入学時のあどけない姿から現在の凛々しい姿を
書き上げた歌詞でお願いしたいものです。
そういう意味では「贈る言葉」は、どちらかというと
惚れた・はれたの歌なんですわ。感動は薄れます。
明日、中学校が卒業式です。
人生の中で「卒業した中学校」は1つしか無いんです。
その唯一の場所にしっかり感謝とお別れを言っておいで。
卒業生のみんな、本当におめでとう。