決戦前夜
開塾して初めて、当塾生が
公立高校受験に臨みます。
本日はその前日です。
生徒達は何をしてるんでしょうか(笑)
私の場合は前日に受験する高校を
下見して、家に戻って社会と理科の
語句を確認していたような気がします。
夕方にご飯を食べ、お風呂に入って
即ベッドに入ったのですが、
寝るに寝られず、ちょっと起きては
塾のテキストを開いたり、英単語を見てたり
なぜか歴史の年表とか見てたり…
「しっかりとした睡眠が大切」なんて
中学生に言ってもよく理解できないんです(笑)
「受験直前日にしっかり寝れるワケないだろ」
とか屁理屈こねて焦ってました。
でも、今、振り返ると、とてもよくわかるんです。
しっかり寝る事も含めて受験勉強だったと…
私は受験当日、国・数・社まで順調だった
のですが、ご飯を食べた後の2科目がダメでした。
最初の3科目の調子の良さが緊張感を緩めて
ご飯を食べた後という事もあり、眠気との戦い
になってしまったのです。
そのせいで理科に関しては天体の問題で
イージーミス。おかげで時間がまったく無くなって
見直す時間も取れず、
テスト後に「あ!ここも、ここも違う!」となり
ボロボロになりました。
それがショックとなり、何とか眠気は吹き飛ばせた
ものの、合格発表時まで合否は全く予想が
つかなかったんですよ。ハッキリ言って
自暴自棄になってましたもの(笑)
合格発表までのある日、完全に涙目状態で
「多分、落ちたので私立のお金お願いします」
と言った覚えがあります。その時、父親は
「なんだ、お金の事心配してたのか?そんなもの
何とでもなるから安心しろ」って言ってくれました。
結局、公立には合格したので、私立のお金は
不要になりましたが、「安心しろ」って言葉を
丸々受け入れたのはこれが初めての事でしたね。
父親の大きさを知ったキッカケにもなりました。
懐かしい思い出ですよ。
生徒達に言いたいのは、私のような失敗をしないように
しっかり寝て受験に臨んで欲しいという事と
失敗したからわかる事もあるということです(笑)
だから何も怖くないぞ、自信を持って行っておいで。