ふなきぃ~
昨日、オリンピックの話をしましたが、
冬季オリンピックと言えば長野五輪の
ジャンプ団体の金メダルですね。
原田選手(現コーチ)の1本目の失敗ジャンプ…
前大会も原田の失敗ジャンプで「金」を逃した
事もあり、多分、その時、テレビの前で見ていた
全ての視聴者の頭に、そのシーンが回想された
と思います。
またダメなのか?という重い空気の中での
2本目の試技。その空気を原田選手は自ら
跳ねのけます。渾身の大ジャンプでした。
K点を遥かに超え、手を廻して強引に着陸
しなければならないくらいの大ジャンプです。
日本は沸き立ちます。原田が復活した!と。
しかし、原田選手のジャンプ後
悪天候により一時中断。ここで終わったら、
1回目の結果が最終結果となってしまい、
原田の復活のジャンプは無駄に終わる…
そこで裏方のテストジャンパーが
大きな仕事をします。テストジャンパーとは
ジャンプ台のコンディションを決める為に
出場選手の前に飛ぶ人たちです。
20数人いるのですが、全員が
「ミス無しで飛べれば試技は続行される」
というのがテストジャンパーの役割。
確かに映像では長野の天候はヒドイもの
だったのですが、彼らテストジャンパーは
全員ミス無しで飛んだのです。
ルールによって、そのまま競技は続行となり
日本の4人目、船木選手のジャンプ次第で
日本の悲願の金メダルが決まるという時でした。
「船木ぃ~、船木ぃ~」という原田選手の言葉(笑)
前大会、自分のミスで取りこぼした金メダル。
それを引きずっていた原田選手の
本来なら心の中で言わなければいけない
その言葉が普通にテレビのスピーカーから
漏れ出てきてました(笑)
無事に大ジャンプで締めくくった船木選手。
日本の団体初の金メダルです。飛び終わった
船木選手に原田選手含め、他の3人の選手が
駆け寄り、みんなで抱き合います。
本当に印象的なシーンですよ。
私が20歳の時です。人生を半分遡った所の
シーンがまだ鮮明に思い出されます。
本日、中1・2年生が学年末テストです。
私としてはやれることはやりましたから…
「船木ぃ~船木ぃ~」と祈る原田選手の
気持ちが今ならわかりますよ(笑)
「生徒達ぃ~生徒達ぃ~、
無事に「K点」を越えてきておくれぇ~」
アカデミアが団体で金を取れますように。