問題の取捨選択
まだ冬って感じなのに基本的に
眠いのはなぜなんでしょうか?
「春眠暁を覚えず」だからでしょうか?(笑)
いや、そういう事にしておきましょう。
私はナマケモノなんかじゃ無い…
今、中3生は私立対策をしています。
過去問というよりは、色々な私立の問題を
やってますけど、相変わらず私立の問題は
クセがある気がしますね。
私立は問題を読んで、何だこりゃ?って
思ったら、次の問題に移った方が効率よく
点数が取れそうです。
昔、私の生徒に非常に優秀なんですけど
片っ端から問題を解かなきゃ気が済まない
生徒がいましてね、彼の場合は難しい問題で
完全に止まってしまって後ろの問題が
全く解けず公立高校に落ちてしまったんです。
私は何度も「全体を見て、解ける問題を
確実に解け」って言ったんですけど、
彼は「でも、先生、それって負けですよね?」
とかワケのわからない事を言って、
言う事を聞かず、結局、受験には負けたんです。
彼が今、どういう人生を送っているのかは
知りませんが、アドバイスをしっかり聞いて
改善する努力をしなければ、同じような「負け」
を何度も経験する事になる気がします。
結果に辿り着く為には逆算の理論が
非常に大切だと思います。
自分の求めている結果、
それを手に入れる為の条件の確認、
条件を満たすための手段の選定、
決定した手段の訓練…
受検における志望校合格を結果とするなら
何点取れば合格するのか、
どの科目で、どれだけの点数を取るのか
その点数を取る為に、どういう勉強をするのか
そこから実際に勉強をしていく…
だから、一つの難しい問題が全くできなくても
別の問題が確実に取れるなら、そちらを
優先すれば自分の求めている結果に
近づけるんです。公立校受験のしばらく後に
全ての問題の正答率が公表されます。
私が見た中で一番ヒドイ正答率は数学で
「0.06%」実に10,000人に6人しか正解できなかった
というオソロシイ問題がありました。
幸い、この問題は最後の最後の問題だったので
それほど大問題にはなっていませんが、
こんな問題が全体で見た時の中盤にあったなら
それ以降の問題の正答率もおのずと下がるでしょう。
こんな問題は「捨て」て良いと思います。
そういう事ってあると思うんです。
「一を捨てて、十を取る」って事。
受験は自分の人生の分岐点です。
できない問題があったって、最後は勝つ。
そういう賢さを持った人間になってもらいたいですね。