平成30年度開成中適性問題考察
中3が学年末テスト後初めて来塾。結果を聞くと
イイ感じでしたね。大きく下がるようなことは無く
むしろBAGOOON!と上がっている生徒もおり
取りあえず中3の半数ではありますが危機を脱しました。
英語が苦手な中1の男の子が冬休み明けの
英単語テストで100点!これはヒャッホイでしたね。
少しでも自信に繋がってくれると良いのですが。
さて、開成中等教育学校の問題が新聞に載ってました。
うちの塾、小学生がいないので
私自身の関心も薄れつつありましたが…(笑)
さらっと問題を見て私が直感的に思ったのが
昨年度は適性Ⅱの方が難しそうだったのに対し、
今年は適性Ⅰが明らかに難しかった事。
大問1の問題ですけど条件が多いのなんのって。
まぁ、整理して実際に手を動かしてみれば
わかるっていう所までは一緒ですが
完全に文章読解能力が必要です。
文が読めない子供は無理ですね、ありゃ。
大問2は文章だけじゃなくグラフ・表を
読み取る力も必要でした。
でも小学校生活で、あんなにグラフや表に
目を通してますか?しかも見た事も無いような奴です。
「なんだ?これ」っていうのが子供たちの印象でしょうね。
あてずっぽうで答えた子もいると思います。
適性Ⅱの大問1はサービス問題でしょう。
札幌の冬の良いところと注意点を5つずつ書き
それを元に「この冬、札幌で生活してみませんか?」
という手紙を書けば良いという単純なものです。
5つずつ書きだす問題は7~8分で解けます。
敢えて言うなら注意点から書きだして
それに対応するような良い所を書きだせは
手紙もスムーズに書けるのではないでしょうか。
例えば
注意点①雪が多く家の前が雪だらけになる
良い所①雪が多く降る日は除雪車が除雪してくれる。
こう書いておけば、手紙を書くときに
「確かに雪が多く降る日もありますが、そんな時は
除雪車が来て家の前の雪を取り除いてくれます。」
みたいな感じで欠点を補ってくれるだけの
魅力があるという事を訴えられれば
手紙は完成するんじゃないでしょうか。
これが5つですから、まぁ大した事ないです。
大問2ですけど、DVDの内容がひどい(笑)
しかし、この内容を後ろから読んでいくと、
色々とこの話し合いの課題が見えてきますよ。
それを5つ見つけるという事ですが、難しいのは
突っ込みどころが満載すぎて、どこが課題かわからなく
なってしまいそうになるんですよ(笑)
ま、多少強引でも「課題」として列記したもの勝ちでしょう。
開成中等教育学校ですけど
くじ引きが無くなったから問題が難しくなったのかしら
なんか1レベルくらい上がっている?
というより難問から奇問に変化した気がします。
答えにスムーズさが無いんですよね。
あれじゃ試験後に「できた!」っていう実感など
沸かないでしょうね…かわいそうに。
でも、次は面接です。
開成中の受験生たち、頑張っていらっしゃい!