わかるよぉ~
- 塾長
- 2017年12月5日
- 読了時間: 3分

ドラマ「陸王」をオンデマンドで見ましてね。
あのドラマに共感できる意味がわかりました。
吹けば飛ぶような小さな会社の社長さん(宮沢さん)が
主人公だからだと思います。
知らぬうちに感情移入していたんです。
今回の陸王では会社の経営か
陸王の開発かで社長が迷うっていう
内容でしたけど、その中で
「経営者にしかわからない」という
セリフが出てくるんです。
私も塾を開校してしばらくの間は
何の音沙汰もない状況が続きましてね。
それでも「一人でも良いから来てくれれば…」
という強気な気持ちで日々を過ごしていましたけど
頭のどこかでは「このままだったらどうしよう」
という焦りみたいなものもあったんです。
幸い、人を雇っているわけではないので
陸王の宮沢社長みたいに社員の人生が
肩に載ってないだけ良いのかもしれませんが
私もあの時は自分の家族の顔がふっと
頭をよぎってましたからね。
今でこそ良い生徒達に恵まれて、
幸せな塾講師ライフを送れていますけど
なぜ、そんな絶望的な状況を
乗り越えたのか?と聞かれても
多分、簡単には答えられません。
私と同じような境遇の人なら別ですけどね。
宮沢社長のセリフに
「あの人だけにはわかってもらいたかった」
というのがありましたけど、
その境地はすごいと思いますよ。
私にはそんな人いませんから(笑)
経営者と呼ばれる人と
組織に属する社員の意識っていうのは
油と水バリに相いれないモノなんだと思います。
社員ってのは、結果を出す為に存在し
結果を出す為だけに、色々考えて行動しますけど
経営者っていうのは、結果も大切なんですけど
その「プロセスにこだわったりする」所がある気がします。
プロセスこそ我が社の個性であると…
だから就活生は就職活動における面談において
「御社の特徴である~は…」って話をすれば
高評価を得られると勘違いするんですけど
経営者的な観点から言えば、
社会も経験したことないような青二才に
そんな短時間で自分の個性を語られたくない
ってのが本音かもしれませんね。
それを語りたいんだったら、本気で調べて
完璧に経営者の心をくすぐるような発言を
しないとダメな気がします。
あ、それでもテキトーな事が言えていれば
1次・2次面接は通ります。
通る事を決定するのは人事部の「社員」なので(笑)
人事部の社員だって自社の経営者の
本当の心なんか知らないんじゃないですか?
「企業研究」とかいう言葉ありますけど
最終の社長面接だけは気をつけた方が
良いと思いますよ。
多分、私は自分の塾について
友達や知り合いに色々言われる事を嫌がります。
本当は一つの意見として黙って聞いていれば
良いんですけど「あなたに何がわかるの?」的な
反論をしてしまうと思うんです。
そうすると相手は「何勘違いしているんだ?」と
不快な気分になるに決まっています(笑)
お互い悪気は無いんでしょうけどね…
譲れないものがあるのよ…そういうのは…
陸王を見て、ただ感動するだけじゃなく
色々考えてしまいました(笑)