福井・池田中の事件について
残念なことに、またもや
輝かしい未来が待っているはずの
中学生が自殺してしまいました。
今、話題になっている
担任・副担任の行き過ぎた指導によって
自殺してしまった中2の男の子の話です。
同じくらいの年齢の生徒を
抱える私にとっては他人事ではない話です。
誰に責任があるか?
という話になってますが、私は
そういう議論が嫌いなんですよね(笑)
この生徒に関わった全ての人間が
死ぬ間際まで苦悩し続けて欲しいと思います。
厳しい言い方かもしれませんが
報告書の一部を見ていると、この生徒を救う
チャンスは何度もあったはずなんですよ。
でも、担任・副担任のメンツやプライドのような
本当にちっぽけでつまらないものの為に
この生徒は命を落としたんです。
生徒の発達障害を疑う文言があります。
担任が母親に発達障害の疑いがあるので
医師の診断を勧めたらしいのですが
母親はそれを拒否しています。
母親はご遺族である為、
厳しい事を言うつもりは無いのですが
それも原因の一つだったと私は思います。
担任の言う通りに診察を受けて
実際に発達障害であったならば結果が
変わっていたのかもしれない…
ただ、息子が「担任も副担任もヒドイ」と
母親に陳情していたとして、その張本人である
担任に「発達障害の疑いがあります」なんて
言われても、信用できるはずがありません。
母親の拒否は「うちの子が発達障害のはずがない」
という変なプライドではなく、この担任の言う事なんか
信用できないという意思の表れであったなら
仕方のない事かもしれませんが…
それから学校の体質にも問題はあると思います。
「事なかれ主義」も甚だしい。
多感な中学生を抱えているんです。
「事が無い事」の方が変な学校なんだと思います。
報告書によると、この学校は珍しく同僚教師による
意見の介入があった事が書かれています。
珍しいと言ったのは、一般的な小・中学校で
同僚のテリトリーに介入するようなことは少ないからです。
「無用な火種は作らない」というのが
学校の教師間の暗黙の了解みたいに
なっているらしいんですが、今回の報告書には
いくつか同僚の教師からのアドバイスが
公の会議の場ではなく、プライベートな場所
(多分、飲み会とかそういう場所なんでしょうが)
であったという記述があります。
同僚の教師も一度介入したなら最後まで
見届けないとダメですよね。勇気を出して
足を踏み入れたまでは評価できたのに…
この事件の首謀者である
副担任は精神に何らかの異常があると
見受けられます。相手の気持ちを
全く考えられない所をみると
多分、アスペルガー症候群です。
IT企業の社長さんならともかく
多感な時期の若者と接する教師で
アスペルガー症候群はちょっとマズいです。
即、退職するべきです。
こういう問題を解決する方法は
①学校の変な体質を改善する事
②教員試験の改革を進める事
③教員資格の更新制度の改革
とにかく、子供たちを守るという気持ちを
大人が持たなければだめですよね。
ふぅ~本当に痛ましいです。
これをきっかけに何かが良い方向に
変わる事を期待しましょう。