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生徒と接する時(1)


塾の関係者にしてみれば、生徒とどう接するか?

というのは色々意見がある所だと思います。

自分の事しか考えられないような塾関係者は

論外ですが、生徒との会話や指導の仕方など

「どういう形で生徒に向き合うか」という部分にこそ

各塾の「色」が出るのではないでしょうか。

上から目線でしかない塾講師っていますよね。

何でわからないの?とか平気で言ってしまう先生。

最悪なのは良い点数を取ってきた生徒に対して

「明日、大雪が降るんじゃないか?」とか

言ってしまう人もいます。生徒をイジっている

つもりなんでしょうけど、その言葉が生徒の心に

どう刺さるかを考えていない対応だと思います。

私の理想とする接し方は、

この上から目線の真逆にあります。

教える・教えられる関係があるのは

「塾」である以上当たり前だと思うんです。

出資者である保護者だって、それは

大前提だと思ってくれているでしょう。

しかし、勉強を教える立場だから「上」

なんて事は無いと思うのです。

そもそも人間としては平等なんですよ。

早く生まれたかどうかという違いはあれど

人間には上も下も無いでしょう。

儒教的な考え方には年上を敬えってのが

ありますけどね、今、15歳の生徒だって

25年生きれば私と同じ年になるんです。

儒教ってのは一方的な考え方ですよね。

自分より長い年月生きていらっしゃる人の

「今までの経験」に敬意を払うという考え方。

悪い事じゃ無いんですけどね…

敬われている年長者としては

ムズ痒くないですか?

私は自分より若い人がこれから積む事になる

私以上の努力や経験にも敬意を払いたいのです。

だからこそ、人間はみな平等なんです。

これが私の考える平等の考え方です。

その考え方の下に、生徒との接し方があります。

極力、自分をさらけ出します。

これ、うちの生徒が見てたら

思い当たる節が多くて吹き出しそうだな…(笑)

相手は小中学生ですから、

自分が小中学生の時の話が多くなりますね。

基本的に失敗談を話します。

もちろん、たまには目を輝かせながら

自慢話もしますよ(笑)

でも私自身が飲み屋に行けば

たくさん飛び交っている「オレ自慢」とか

本当に聞きたくない人なんで…(笑)

良いこともあれば悪いこともあったし、

笑える出来事もたくさん経験してきたって事を

まずは伝えたいんです。

生徒にとって近寄りがたい人間よりは

親近感を持っていただけるとありがたいと

思っています。

それが、どういう効果をもたらすかは

また明日にしましょう。

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