殺虫事件発生!
8月7日午前8時ごろ学習塾経営Oさんの
自宅にて腹部が切断された
クワガタムシのメスの遺体が発見された。
遺体発見現場の虫かごでは
ペアリングを目指して一緒に暮らしていた
ミヤマクワガタのオスが初動捜査に勤しむ
リアル「ガキ刑事」の子供たちに対して
「ちょっと怒ってる感」丸出しであったという。
殺害されたメスは羽を広げて飛ぼうとしていたのか
羽を振り乱している状態であった。
Oさんの妻によると6日深夜にクワガタムシのカゴから
「ブブブ…」という羽の音が聞こえたという。
尚、Oさんの次女より
「オスのクワさんとメスのクワさんが戦おうとしていた」
という証言もある。しかし、これは自然界の常識的に
オスがメスを排除しようというのは少し考えられない。
…でも最近、人間界では政治の世界の話で
野党第一党の女性党首を男性党員が引きずりおろしたではないか。
うむ。完全に否定してはいけないのかもしれない。
以上の状況証拠を合わせると
現在の所、重要参考虫はミヤマクワガタのオス(推定年齢1歳)
未確認の情報ではあるが、一昨日の昼頃
Oさんの機転によって、メスのエサ台の虫用果汁ゼリーが
新品に取り換えられたが、その際、オスのエサ台のゼリーは
「まだ食べれるに違いない」という判断で交換しなかったとの事
この情報が正しければ
動機は新しいエサを食べたかった事による情のもつれ。
凶器は2本の上あご。
見分としてはオスがメスのエサ台に上ったところを
偶然上りかかったメスに見つかり逆上したオスが
逃げ出そうとするメスの腹を凶器のハサミで
切ったものではないかと考えられる。
しかし、これはあくまで推理・推論でしかない。
あとはミヤマクワガタのオスを任意で引っ張って
自供を引き出すしかなさそうだ。
…うん。絶対に無理だと思われる(笑)
そして事件は迷宮入りとなった…