勉強の仕方(計算編)
お勉強の習慣づけって難しいですよね。
どうしても面倒くさいんですよ勉強って(笑)
なんで面倒なのかを考えてみます。
筋トレとの比較をしてみましょう。
筋トレも同じく面倒くさいんですよ。
でも毎日キッチリ筋トレする人もいる。
なぜかというと、筋トレをした後は
筋肉が張るんですよね。しかも、
「筋肉の張りこそが筋肉がついた証拠」
という情報がある為に、筋肉が張ると
「あ、筋肉が少しついたぞ」と
満足するんです。
じゃあ勉強はどうでしょう?
勉強をした後に頭が「張る」人は
いないと思います。
頭が張って「脳みそにシワが増える」
ワケではないのですよ(笑)
時折、間違った方向に
勉強をしている生徒もいます。
ノートをメチャメチャきっちり書く生徒ですね。
あれ完璧にノートを作ると
腕やら手の筋が張るんですよね。
その状態で「あ、脳みそにシワが…」と
なっているんでしょうが、それは腕やら手の筋に
肉がついただけで脳みそにシワが
増えたわけではありません。
ノートをきれいに書くことが
悪いと言っているのではありません。
でもそれだけを勉強と呼ぶのは違うんです。
何もしないよりはマシですが…
じゃ、どうすれば良いのでしょう。
例えば数学。計算ならば計算のやり方を
しっかり頭に叩き込んで
計算演習をしながら、
正しく計算できるかの確認をします。
この時、プロセスを声に出して
計算してみるのをオススメします。
「この項を移項して、符号が変わるからこうなって、
計算して3X=-9になるのでX=-3」
これを2、3問繰り返してミスしたときには自分のミスを
反芻して「オレはこういうミスをしやすいんだな…よし」
と自分の弱点もしっかり声に出しておきましょう。
で、最後にまとめとして10問くらいを
ノーミスでできるかやってみるんです。
ノーミスでできたら「よっしゃキタコレ」と
自分を評価しつつ、計算したノートor演習の載ってる
問題集の下に今日できるようになった事を書き
「制覇!!」とか書いておけば良いんです。
脳みそのシワは増えている事でしょう(笑)
脳は見返りを期待しているんだと思います。
何をやって、何ができるようになったのか?
これをハッキリさせれば、少しずつ成長していく
のではないかと思うんです。
だから闇雲に計算問題をやり
合ってても間違ってても
何気なく進めていくような勉強は
脳が疲れてしまうだけのような
気がするんですよね。
声に出すのは自分を奮い立たせる為、
声に出すことで脳に話しかけている感じです。
最後に何ができるようになったのかを書くのは
視覚で自分の果たしてきた努力を確認し
緊張した脳を安心させるためです。
こうやって勉強していけば
脳のシワも着実に増えていくのではないでしょうか?(笑)