野鳥の思い出
いやぁ~今日はいい天気でしたね。
しばらくこの気候が
続いてくれるといいのですが…
どうやらまた、週末から崩れるみたいです。
画像は小学生時代に私が住んでいた場所の
現在の様子です。完全に取り壊されて
自転車置き場になっていました(涙)
こんな天気のいい日に思い出すのが
ある小学生時代の思い出。
あれは、学校から帰ってきて
フラっと宛もなく外に遊びに出た時です。
団地の駐車場横の芝生にはタンポポが
たくさん咲いておりまして、
私は自転車にも乗らず、ただ歩き出しました。
その時です。
前方に「鳥」が見えました。茶色の鳥だったので
スズメだろうと思っていたのですが、
遥か前方で着陸態勢を取っていたその鳥が、
なぜか地面すれすれなのに着陸せず
超低空飛行で私の方に向かってくるでは
ありませんか(笑)
遠くでスズメだと思った鳥は近づくにつれ
実はかなり大きい鳥であったようで
私が「あーデカイぞ」と言ったその時に
なぜか私の股間にガッチリと
爪を食い込ませて不時着(笑)
大きな羽は私のウエストを完全に包み込みました。
何が起こったのか?私も鳥も「???」という
状況ではありましたが、冷静に見てみると
「フクロウ」っぽい顔立ち。
ピョコンと耳のようなものが突き出ていたので
「ミミズク」っていうのかな?
最初のうちは、くちばしを半開きにして
チョットだけ怒っている風でした。
私はミミズクの背中をそっと両手で持ち
股間に食い込んだ足爪をようやく解放し
ミミズクをいつでも自由にできる状態にはしたのですが
一度やってみたかったことを実行してみました。
それは肩に乗せる事(笑)
小学生の私にとっては明らかに不相応な
この巨大な鳥を肩に乗せ
「飛んでいきたければ飛べばいい」くらいに
思って歩き出しました。
しかし、ミミズクは全く飛ぼうとしません。
それどころか、しばらくすると
私の耳を甘噛みしだしました(笑)
「カワイイ~」
私も嬉しくなって本気で家に持ち帰って
両親と姉に「これ飼いたい」と
言おうと思いましたが、絶対に
反対されるでしょうし、団地でミミズクを
飼って良いはずもなく、葛藤の末
当時は近くにあった「札幌西警察署」に
そのまま持っていく事を決意。
肩に乗せたまま西警察署に行きました(笑)
優しいお巡りさんが「どうしたの?」って
声を掛けてくれましたが、私の肩の鳥を見て
ギョッとした顔で「そ、それの事かな?」と
対応してくれまして(笑)
警察の厄介になってしまったミミズク(笑)
円山の原始林から来たのか
動物園から逃げてきたのかはわかりませんが
今になって考えると、人に慣れていて、
飛ぶことには慣れていなかったことから
動物園から逃げてきたのかもしれませんね。
ただ本当に良い思い出です。
だって1時間弱の短い間でしたが、
私はミミズクと友達になったんです。
それ以来、私はフクロウ・ミミズクが大好きです。
動物園でも猛禽類コーナーは絶対に立ち寄り
ずっとフクロウ・ミミズクを見ていても全く飽きません。
もしかしたら、そのミミズクの子供が動物園にいて
私と仲良くしても良いという事を
遺伝子が伝えているかもしれませんからね(笑)
今日は、そんな春の温かい日の出来事を
思い出しておりました。