手応え
新年度が始まって丸一ヶ月です。
アカデミアの授業はどうなんだ?と思う方も
いらっしゃるかもしれませんので
授業をやっている側の感覚をお伝えいたします。
「対話型」という冠をつけましたが
正直、手探りで始めている状態です。
しかし、コミュニケーションを取りながら
授業をする事がこれほどまでに生徒の状況を
手に取るように理解できるとは思いませんでした。
「答えは正解。じゃあどうしてこうなった?」
の質問に四苦八苦しながら答える生徒。
たまに「え~っと、これがこうだから…え~わかりません」
っていうのもありますが、
それは何となく正解してしまったパターン。
でも、それを繰り返しているうちに自信を持って
自分なりの解法を答えられるようになってくると
かなり不正解が減ってきます。
何よりも不正解に関して、なぜ間違ったかを
生徒がすぐに探り出してくれるように
なっているのがGOODです。
それから対話しながら授業していると
生徒の集中力がよく見えます。
具体的には目がショボショボしてたり
アクビしてたりっていうのもありますが
対話中の生徒の返事の質が下がっているんです。
まるで「あ、集中力ゲージが下がってる」
というのが見える感じです(笑)
そういう時は少し「どうでもいい話」を交えます。
このブログを見ていただいている人は
ご存知かと思いますが、
私は「どうでもいい話」は得意なんですよ(笑)
でもこれを挟むと、生徒の集中力は回復します。
新年度スタート時期ってのは
学校よりも少し先に進んだ授業になるので
一方的に説明せざるをえない時間があるのですが
正直、これが余計ですね。私の説明を聞いても
自分なりの解法には繋がりません。
私が説明するのではなくて
生徒自身に教科書なり、テキストの単元まとめを
読んできてもらって、私に説明させるという
授業展開を考えています。
私の説明を理解させて、生徒の言葉で
それを解説できるようにさせるのではなく
生徒自身の理解に私の補足を加えていく方が
論理的な説明は完成しやすいでしょうからね。
私は対話型個別学習をシステマチックにする
つもりはありません。アナログで結構(笑)
学習は学ぶ側、つまり生徒の性格や意欲、
もっと言えば、その日の体調も
考慮しなければいけないんです。
これをシステムだ、カリキュラムだと
何かしらの枠組みの中で進めようとすると
「抜け」が発生し、そこが致命傷になりかねません。
1カ月しか経っておりませんが
自分が理想としていた指導方針の塾を
実際に実践してみて「こりゃ良いぞ」という
手応えを掴んでいる状態です。
後はテストで結果を出させる事ですね。
生意気な言い方ですが
今のまま行けばテストが「楽しみ」です。
うわぁ!言ってしまった(笑)