合格発表の思い出
高校受験時の苦労が多ければ多い者こそ
必ず将来「踏ん張り」が利く人間になる。
だから、今は勉強にもしっかり汗を流せ!
と、生徒には熱く語っている私ですが
自分自身の合格発表の思い出は
あまり思い出したくない…という
印象しかありません(笑)
受験当日、国語と数学と社会は
何とか普通にできましたが、
理科が完全にアウトでした。
「天体」の問題が全くできなくて…
最後の英語までそれを引きずって
しまいました。
家に帰って両親に頭を下げて
「私立に行くかもしれないから
お金の事はお願いします」
と涙声で報告して、そこから
しばらく家では引きこもりになって…(笑)
学校では元気に振舞っていましたが、
合格発表の日が来なければ良いのに
って本気で思ってました。
合格発表当日。朝イチで見に行くと、
合格した奴の「ヤッター」とかいう声を
聞いてしまうのが嫌で、遅く家を出て
11時45分くらいに高校に到着し
校門前でチラシを撒いていた
進研ゼミのお兄さんにも「遅いね」とか
言われつつ、渋々掲示板の前に行きました。
「あれ?あった。」
自分の番号を見つけた時の感動は
こんな感じでしたね。
こみあげてくるものなんてサッパリ無くて
自分と同じ高校を受けた友達は落ちていて
そんなものか…って冷静に思ってました。
その時に掲示板の前に外国車が止まって
女の子とお母さんが下りてきて、
しばらく掲示板の数字とにらめっこした上
「あ、あった!ヤッター」と叫び、お母さんとハグ。
そのお母さんが、横でボーっとしていた私に、
「シャッター押してくださいますか?」
と言ってきて、そこらへんから
あ、自分も喜んで良いんだ…と思うようになり
テンションが徐々に上がり出しまして、
「番号指さして!」とか
「下から狙いますね」とか
女の子とお母さんの写真を色んなアングルから
5枚くらい撮ってやりました(笑)
帰り際にはテンションがマックスで
進研ゼミのお兄さんに抱きついて(笑)
そのまま公衆電話を探して、親に報告し
その足で中学校に報告をしに行きました。
中学校に到着したのは14時くらいでした。
何時だったか忘れましたけど、その日は
不合格の生徒が来る時間が決まってたらしく
私は遅かったので、その時間になってしまい
泣いている生徒の傍で「受かりました」とか
報告してしまう始末。
担任の先生も喜ぶに喜べず…
最後の最後に「感じの悪い奴」として
名前を残す結果になってしまいました。
だから、あまり思い出したくないんです(笑)
でも、この経験から塾の先生になる時に
理科の天体の勉強をしまくりました。
今では一番教えるのが得意なのが
「天体」の単元です。怪我の功名って奴ですね。
今年の合格発表は17日の金曜日ですか
どんなドラマが待ち受けているんでしょうね。
あ、ちなみに
誰かにシャッターを押すように頼まれたときは
色々なアングルから狙っても良いですけど
何なの?こいつは?って目で見られるので
冷静に対応しましょうね(笑)