森友学園問題から
今、話題と言えばWBCだけではなく
タイトルにもある森友学園の問題です。
私の興味は安倍首相と籠池氏との関わり
みたいな政治的な話ではなく、
この人の教育理念と言動ですね。
そもそも「幼稚園児」に
教育勅語を暗唱させる
運動会で「安倍首相頑張れ」と言わせる
「中国・韓国の方…」と言葉は柔らかでは
あるが、ある意味ヘイトに近い言葉を言わせる
教育勅語がどうのこうのではなく
意味がわからないんですよ。
それをしたから何なの?と…
例えば、幼稚園のお遊戯の時間に
「みんなの特技を見せて~」っていうお題で
一人の幼稚園児がハイハイッて手をあげて
「教育勅語を暗唱します」ってやり出したら
私は拍手して「凄いね~」って褒めますよ。
それは教育勅語だから凄いのではなく
そんな長い文章を暗唱したことに対する評価です。
安倍首相頑張れとか
中国・韓国に対するヘイトなんかは
そんな事を園児に
言わせている時点でダメでしょ。
でも籠池氏の言動を見ていると
自分の言動に
自信があるんだろうなって思います。
今まで誰に否定されることのなかった
自分の思想を全否定されるような
マスコミの攻勢に戸惑いつつも
「いや、自分は正しい」と
言い聞かせているような態度で
会見を受けています。
自分は正しいと思い込んでいるから
全く記者の質問に対する
準備がされていません。
何を聞かれたって答えられるって
思っていたんでしょう。
私立ですから、自分の教育方針に
賛同する人だけ入学させるワケです。
言葉を替えれば今まではある意味
「王様」だったって事です。
そこで止めておけばよかったのに…
籠池氏は欲を出してしまった。
招かれざる客であるマスコミは
入学してくれた児童の保護者みたいに
スゴイスゴイと言ってくれない…
で、あの態度です。
突然癇癪を起したように怒り出したり
立ち上がったり…虚勢ばかり張りたがる。
籠池氏だけが特別なんでしょうか?
私はそうは思いません。
教育に携わる者は皆、
あの一面を持っている気がします。
若いときから「先生」と言われ
子供たちは自分の言う通りに学習し
そこから二つ三つも成功事例が生まれると
誰が何といおうと自分が正しいと
思い込んでしまう…
世の中の教育従事者は、籠池氏を見て
自分は大丈夫だろうか?って
思わなきゃいけないんじゃないかと
改めて思いました。
決して対岸の火事では無いなと…
理念を持つことは大切だと思います。
長い事、教育に従事していれば
成功例の二つや三つあるでしょう。
でも「実るほど頭が下がる稲穂かな」
この精神を忘れてはいけません。
大友運送さんの社訓(画面参照)のように
人を大きく上にして
心は丸く 気は長く 腹は立てずに横にして
己は小さく下にあれ
私自身もこうありたいと思います。