怒る?叱る?
子供を育てる上で、子供に対して
厳しくする瞬間があると思います。
その分類はタイトルにもある
2つに区分されるでしょうが
これらが、どう違うのかご説明します。
簡単に言うと
怒るというのは感情をぶつける事
叱るというのは言葉による方向転換
なんだそうですよ。
これだけ見たら怒ってはいけないというのは
なんとなく察しがつきますね(笑)
ただし、叱る事にも後々
悪影響を出さない為のルールがあるようです。
その1 全否定はダメ
「あなたはいつだってそう」
「何をやらせてもダメだね」
方向転換しなければならないのに
この言葉だけで八方塞がりです。
逃げ場を失うと人はやる気を失い
塞ぎ込みガチになります。
世の中の引きこもりさんは
こういう叱られ方をしたのではないでしょうか?
その2 過去を引きずったらダメ
「前にもいったのに」
「何度同じこと言ったら気が済むの」
これも間接的に全否定する言い方です。
言われた方は
「僕は何度も同じ失敗をしているな」
となり、塞ぎ込みガチになります。
ではどうすべきか?
その1 叱るときは現行犯で!
「それはやったらダメ」
「今言われた通りにしなさい」
直前もしくは現在の行動に対して叱ります。
言い方や声の大きさに関わらず
子供はこれをやったら叱られると理解します。
その2 できれば理由も
「それをやると~になるからダメ」
「~になったら、困っちゃうでしょ?」
なぜダメなのかが分からないと
叱られた子供は混乱します。
だからできるだけ、理由もシンプルに
説明すると良いでしょう。
応用編として
「なぜダメだかわかる?」
と相手に理由を求めるのも良いと思います。
もちろん、理由云々尋ねている状態では
無い事もあるので、これは時と場合に
よりけりですが「考えさせる」という
教育的な指導にもなります。
親とはいえ人間です。
時には感情をぶちまけたくなる事もあるでしょう。
でも保育園や幼稚園で我が子がお友達に
物凄く汚い言葉で罵るような言い方をするのを
想像してみてください。
子供は親が思っているより親の影響を受けます。
保育園の先生や幼稚園の先生は
子供の発言を聞けば親御さんの育て方が
わかると言います。
相手を驚かせる言葉という目的で
使っちゃうんですね。その怒りの言葉。
それで相手がビックリして泣いちゃうと
ちょっとした優越感に浸る…
泣かせた側を周囲までが「強い」と認識する…
ハッキリ言いますと
この感覚が最終的に「イジメ」に繋がって
行くんじゃないかとも思っています。
飛躍しすぎだとお叱りを
受けるかもしれませんが
親御さんのその熟考なき「怒りの文言」が
将来、別の誰かを傷つけてしまう…
最悪、死に至らしめて
しまうかもしれないんです。
間違えて怒鳴りつけてしまったときは必ず
「ごめんね言い過ぎたね。お父(母)さんが悪かったよ」
と謝りましょう。
「間違えた時はしっかり謝る」
という教育の為にも。