本当の学力(3)【塾業界について】
すっかりシリーズ化してしまいました。
最初は「~た」「~である」調だったのに、2回目で
デス・マス調になっている時点で、ダメな文章です。
一番ダメなのは完全に主題から外れた事です(笑)
さて、前回は開成中についてと、
その受験について大手塾が何と言っているかを
まとめたワケですが、
今回は塾業界の考え方・思想をお伝えします。
一言で言ってしまうと
塾ってどうしても自己中心的に考えちゃうんですよ。
言葉は悪いですけど「教えてやる」感が強いです。
この内面的な感覚を表面化した上で
昨日の大手塾の言い分をまとめると
①適性対策をやってやるから他塾に浮気はするな
②4科目対策をやって、もしダメでもリベンジさせてやる
③熱血指導してやるから私立中もうけろ
こんな感じです。
まとめ方が悪意に満ちてますか?(笑)
いや、私としては悪意なんて全くないんです。
お子様を預かる商売をする上では、
これくらいの強気は必要です。
親として自信がなさそうな先生よりも
「どんと来い!」とか言ってる先生のほうが
頼りがいはありますからね。
ただし、塾の先生って完全に上から目線です。
「自分の授業のほうが上手い」
「俺のほうが、この生徒の成績をあげられる」
「あの教え方は古い」
こんな感じ。
それでいて、生徒の点数が下がったり、
志望校に落ちたりすると
「もう少し、しっかり宿題をやるべきでした」
「復習ができていないからでしょうね」
「本番に弱いタイプなのかな?」
こんなセリフがすぐに口をついて出ます。
自分が反省する事はまずありません。
商売として必要な強気が、
人格までそうさせてしまった悪い例ですね。
私はこの状況をビョウキと言ってました。
自分の部下だった教室担当者は
かなりの確率でこのビョウキに罹ってました。
一言でいえば悪い所しか見えないんですよ。
頑張っているのは生徒なのに。
一番ショックを受けるのは生徒なのに。
過去にビョウキの部下の教室へ臨店に行った時
テストの結果を前にして凹んでいる生徒がいて
私がその生徒に声をかけたんです。
「〇〇先生に申し訳ない」と涙を流しておりました。
その話を、ビョウキの部下に伝えると
舌打ちして「ホントだよ…」と
小さい声で言ったんです。
私が激高したのは言うまでもありませんが
塾の先生ってこういう人間もいるんです。
なぜ私が塾の考え方・思想についてを
ここで書き連ねているのかと言いますと
上から目線の指導では、
「本当の学力」は身につかないというのが
私の持論だからです。
おお、いよいよ本題に行けそうですね。
では、また明日。